カトープレジャーグループがシェア別荘として分譲を開始する長野県・軽井沢の「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓(ヤマノフモト)」 とは? メリットやデメリットなどHOTTELの記者がわかりやすく解説

旅行系WEBメディア「HOTTEL」へようこそ! トラベルライターの”TAKA”です。

今回は、最近SNSや富裕層の間で密かに話題になっている、軽井沢の新しいラグジュアリー施設「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓(グランディスタイル ホテルスイート ヤマノフモト)」について徹底解説します。

「軽井沢駅からすぐなのに、森の中にいるような別荘があるらしい」 「1泊20万円するけど、実は買うこともできるらしい」

そんな噂を耳にしたことはありませんか? 一見すると高級ホテルですが、実はここ、カトープレジャーグループ(KPG)が手掛ける「シェア別荘(分譲)」という側面も持っている、非常にユニークでハイエンドな施設なんです。

「普通のホテルと何が違うの?」 「シェア別荘って、タイムシェアとどう違うの?」 「ぶっちゃけ、買いなの? 泊まるだけがいいの?」

そんなあなたの疑問や噂の真相を、私TAKAがネット上の情報を網羅的にリサーチし、さらに業界の知見を交えて独自の視点で紐解いていきます。パンフレットには載っていない「リアル」な情報を、旅行初心者の方にもわかりやすく、かつディープにお届けしますよ。

長くなりますが、コーヒーでも飲みながらゆっくりお付き合いください。

結論:GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓とは?

まず結論から言います。

「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓」は、”超高級貸別荘” と ”ホテル” のいいとこ取りをした、軽井沢駅チカのハイブリッド・ラグジュアリー施設です。

その正体は、以下の3つの顔を持っています。

  1. 1泊から泊まれる「最高級ホテルスイート」(1泊12万〜20万円クラス)
  2. 1/24の権利を所有する「シェア別荘」(価格約2,900万円〜)
  3. 1棟丸ごと所有する「完全所有別荘」(価格約4億5,000万円〜)

ネット上の口コミや評判を総合すると、「軽井沢で最も駅に近いのに、最もプライバシーが守られた巨大な隠れ家」という評価が真実のようです。

一般的な軽井沢の別荘は、駅から車で20分ほど離れた深い森の中にありがちですが、ここはなんと軽井沢駅から車で約2分、徒歩でも行ける距離(約15分)にあります。それなのに、一歩敷地に入れば周囲の視線を遮断したプライベート空間が広がる。「利便性」と「非日常」という、本来相反する要素を強引に両立させてしまったのがこの施設の最大のすごさです。

なぜ今、この施設が注目されているのか? その理由と詳細

では、なぜこの施設がこれほどまでに注目を集め、そして高評価を得ているのか。その理由を具体的なスペックや口コミを元に深掘りしていきましょう。

1. 圧倒的な「広さ」と「設備」の暴力

ネット上の宿泊記やブログを見ていて最も多い声が「とにかく広い」「迷子になる」という嬉しい悲鳴です。 客室(ヴィラ)は全5棟ありますが、すべての部屋が200平米(約60坪)以上の広さを誇ります。都内の高級マンションの3LDKでも80〜100平米ですから、その倍以上の広さが「1室」なのです。

  • 天井高7mの吹き抜けリビング: 開放感が半端ないと言われています。
  • 全室サウナ・水風呂完備: 近年のサウナブームを完全に捉えています。大浴場に行かずとも、部屋で「整う」ことができます。
  • 薪ストーブ(暖炉): 軽井沢の冬の憧れ、薪ストーブが標準装備。
  • 2つのバスルーム: グループで泊まってもお風呂待ちが発生しません。

2. 「食事の自由」という新しいラグジュアリー

高級旅館に泊まると「18時から夕食です」と時間を縛られがちですが、ここは違います。 口コミによると、以下のような選択肢があり、その自由度の高さが評価されています。

  • レストランで食べる: 敷地内や近隣の提携レストランで優雅に。
  • 部屋食(インルームダイニング): シェフが部屋に来てくれる、あるいはデリバリー。
  • BBQ: テラスに本格的なBBQグリルがあり、食材を持ち込んでパーティー。
  • 自炊: フルスペックのシステムキッチン(高級家電付き)があり、軽井沢のスーパー「ツルヤ」や「デリシア」で食材を買って料理する楽しみ。
  • 外食: 駅が近いので、タクシーですぐに軽井沢の有名店へ行ける。

「高級宿に泊まったのに、あえて夕食は外の居酒屋へ行く」といった、上級者の遊び方ができる立地なのがポイントです。

3. カトープレジャーグループ(KPG)の運営力

「うどんのつるとんたん」や「ふふ」シリーズを手掛けるKPGが運営しているため、ハード面だけでなくソフト面(サービス)のクオリティが非常に高いと評判です。 「バトラーサービスが心地よい」「清掃が完璧」といった声が多く、別荘の「管理が面倒」というデメリットを完全に消しています。

徹底解剖:メリットとデメリット

どんなに素晴らしい施設にも、必ず良い面と悪い面があります。ネットの評判とスペックから、トラベルライターTAKAが公平に分析しました。

【メリット・良い点・おすすめポイント】

  • 立地が最強(駅近リゾート): 最大のメリットはこれに尽きます。新幹線で軽井沢駅に着いてから、タクシーでワンメーター、あるいは散歩がてら歩いても着く距離です。冬の雪道運転が怖い人や、車を持たない派の人には最高のロケーションです。アウトレット(軽井沢・プリンスショッピングプラザ)もすぐそこです。
  • 「所有」ではなく「共有」の賢さ(シェア別荘): 2,900万円という価格は安くはありませんが、4.5億円の物件を1/24の価格で利用できると考えれば、非常に合理的です。「掃除しなくていい」「固定資産税や維持管理の手間が激減する」という利点は、忙しい経営者や医師にとって代えがたい価値でしょう。
  • 愛犬と泊まれる(CEDAR棟): 軽井沢はドッグフレンドリーな街ですが、ここまでラグジュアリーで、かつ大型犬もOKな広さを備えた施設は希少です。「犬と一緒にサウナ付きの豪邸に泊まる」体験は、愛犬家にはおすすめです。

【デメリット・悪い点・おすすめしないポイント】

  • 価格が高い(宿泊費・維持費): デメリットとして無視できないのがコストです。宿泊なら1泊15万〜20万円、シェア別荘の購入なら管理費が年間約100万円かかると言われています。「年に数回しか行かない」なら、ホテル利用で十分かもしれません。
  • 眺望は「森」ではないかも?: 駅に近い住宅街・別荘地エリアにあるため、浅間山がドーンと見えるような「絶景」重視の方にはおすすめしないかもしれません(※眺望は部屋によりますが、基本はプライバシーを守るための囲まれた空間デザインです)。
  • 駐車場の難易度: あるブロガーの口コミによると、「車が入れにくい」という声がありました。高級車(幅広のSUVなど)で行く場合、敷地内の取り回しには少し注意が必要なようです。これは隠れた欠点と言えるでしょう。
  • 予約の競争率(シェアオーナーの場合): シェア別荘の場合、年間14泊という権利がありますが、ゴールデンウィークや夏休みなどの超繁忙期は、24人のオーナーで枠を奪い合うことになります。好きな時に必ず泊まれるわけではない点は理解しておく必要があります。

どんな人におすすめ?

おすすめしたい方

  • 「面倒くさいのは嫌いだが、別荘ライフは送りたい」方: 掃除、草むしり、布団干し…全ての雑務から解放されます。
  • 3世代ファミリーやグループ旅行: 2ベッドルーム+広いリビングなので、親世帯・子世帯で泊まってもプライバシーが保てます。
  • 電車(新幹線)派の富裕層: 車がなくても成立する稀有な別荘です。

おすすめできない方

  • 「所有権」にこだわり、自分の好きな家具を置きたい方: シェア別荘やホテルなので、私物は置けません。
  • 投資利回りを求める方: ここは「自分が楽しむための消費」です。ホテルコンドミニアムのように、自分が使わない時に貸し出して賃料を得る(インカムゲイン)モデルではない可能性が高いです(※KPGのシェア別荘は通常、利用権重視です)。
  • 静寂の森の奥深くを好む方: 駅近の利便性より、鹿しかいないような大自然を求めるなら、もっと北軽井沢方面が良いでしょう。

Q&A:よくある疑問に答えます

Q. 一般人でも泊まれますか? 会員制ですか? A. はい、一般のホテルとして予約可能です。「楽天トラベル」や「一休.com」などの予約サイトから普通に予約できます。ただし、人気の日程は埋まりやすいようです。

Q. シェア別荘として買う場合、売却はできますか? A. 可能です。不動産としての共有持分権(または利用権)なので、市場で売却することができます。ただし、流動性(すぐ売れるか)は一般的なマンションより低いので注意が必要です。

Q. 食事は付いていますか? A. 基本は「素泊まり」プランが多いようですが、夕食・朝食付きプランも選べます。おすすめは、朝食だけ付けて夕食は軽井沢の街へ繰り出すスタイルです。

Q. アメニティはどんなブランドですか? A. 具体的なブランド名は時期によりますが、口コミでは「ドライヤーが高級機種(ReFaなど)」「タオルがふかふか」といった高評価が目立ちます。手ぶらで行っても困らないレベルです。

トラベルライターTAKAの「知っ得」業界用語コラム

ここで少し、業界の裏話的な隠語やスラング、専門用語について解説しましょう。

  • 【バケレン(Vacation Rental)】 今回のような施設を指す言葉。直訳すると「休暇用賃貸」。ホテルよりも「暮らすように泊まる」ことに重きを置いた施設のことです。
  • 【ホテルコンド(Hotel Condo)vs シェア別荘】 これ、よく混同されます。
    • ホテルコンド: オーナーが部屋を買い、使わない時はホテルとして一般客に貸し出し、その収益を得る「投資」側面が強いもの。
    • シェア別荘(フラクショナル): 1つの別荘を複数人で所有し、維持費を割り勘する「利用」側面が強いもの。 GLAMDAY STYLE 山ノ麓は、一般客も泊まれますが、オーナー制度としては「シェア別荘」に近いシステムを採用しているようです。つまり「儲かる」話ではなく「贅沢をお得に買う」話です。
  • 【インルームチェックイン】 フロントに並ばず、そのまま部屋に通されてチェックイン手続きをすること。ここもこのスタイルを採用しているようで、芸能人や有名人が「お忍び」で使うのに最適な理由がこれです。

TAKAの独自考察:軽井沢の「所有」から「利用」へのパラダイムシフト

最後に、私TAKAの独自の視点で締めくくりたいと思います。

正直、これまでの軽井沢の別荘文化は「ステータスとしての所有」でした。湿気との戦い、冬の水道管凍結の心配、草刈りの手配…それら全ての苦労も含めて「別荘持ち」の勲章だったのです。

しかし、この「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓」が提案しているのは、「苦労を金で解決し、美味しいところだけを味わう」という、極めて現代的で合理的なラグジュアリーです。

私が特に注目したのは、「駅近(ヤマノフモト)」という立地の選択です。 実はKPGは同時期に「川ノ音(カワノネ)」という、もう少し奥まった場所にある施設もオープンさせています。

  • 静寂と趣を求めるなら「川ノ音」
  • 利便性とアクティブさを求めるなら「山ノ麓」

このようにポートフォリオを分けているのが憎いですね。 「山ノ麓」は、おそらく「ワーケーション」需要も狙っています。東京から新幹線で1時間。駅についてすぐチェックインし、超高速Wi-Fiとサウナ完備の部屋で仕事をし、夜はアウトレットや美食を楽しむ。そんな「働く富裕層」にとって、これ以上の最適解はないかもしれません。

4億5千万を一括で払える人は限られますが、2900万なら…と心が揺らぐ層は多いはず。しかし、個人的には「まずはホテルとして1泊20万払って泊まってみる」ことを強くおすすめします。20万は高いですが、数千万円の買い物をする前の「試乗」だと思えば安いものです。

軽井沢の新しい過ごし方、あなたも体験してみてはいかがでしょうか?

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