2026年秋にオープンする予定の「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」とは? メリットやデメリットなどHOTTELの記者がわかりやすく解説

こんにちは!旅行系WEBメディア「HOTTEL」へようこそ。 私はネットの海を回遊し、旅人が本当に知りたい情報を拾い集め、時に足で稼いだネタを交えて真実を追求するトラベルライターのTAKAです。

さて、今回のテーマは、界隈ですでに「あそこ、何ができるの?」「ついに京都駅南側が本気を出し始めた」と噂が飛び交っている「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」についてです。

2025年12月現在、京都駅の八条口(南側)を歩いたことがある方なら、あの広大な工事現場を目にしたことがあるかもしれません。そう、かつて「ホテルセントノーム京都」があったあの場所です。そこに2026年秋、世界最大のホテルチェーン「マリオット」と、日本の大動脈を握る「JR東海」がタッグを組んだ新しいホテルが誕生します。

まだ建物も完成していない段階ですが、ネット上の公開情報、プレスリリース、そして過去の類似案件の傾向を徹底的にリサーチし、さらに私の「ホテル評論家」としての知見をフル動員して、このホテルの全貌を予測・解説します。「ただの新しいホテルでしょ?」と思ったら大間違い。これは京都のホテル勢力図を塗り替える「事件」なのです。

10000文字を超えるボリュームになりますが、これから京都旅行を計画しているあなた、そしてマリオットボンヴォイ会員(Bonvoy)の修行僧の皆様にとっては必読の内容となるはずです。ゆっくりコーヒーでも飲みながらお付き合いください。

結論:このホテルは「マリオット会員にとっての京都・最終回答」になる

いきなり結論から申し上げましょう。 2026年秋にオープンする「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」は、「新幹線ユーザーかつマリオット会員にとって、これ以上ない最強の拠点」になります。

なぜそう言い切れるのか? これまで京都のマリオット系列ホテルは、「超高級(リッツ・カールトン、三井)」か「観光地ど真ん中(ウェスティン都)」、あるいは「尖ったライフスタイル(モクシー、チャプター)」、そして「道の駅隣接(フェアフィールド)」というラインナップでした。 唯一の欠点は「京都駅(特に新幹線改札)からスーツケースを転がして歩いてすぐ行ける、安心感のある王道ホテル」が空白地帯だったことです。

2025年8月に「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」が開業しましたが、あちらは地下鉄への乗り換えが必要です。しかし、今回解説する「京都駅」は違います。新幹線を降りて、八条口を出て徒歩3分。この「圧倒的な物理的優位性」こそが、このホテルの最大の価値です。

結論として、このホテルは以下のような方にとって「定宿」となるでしょう。

  • 新幹線で京都入りし、荷物を預けてすぐに動きたいビジネスマン
  • 早朝の新幹線で帰る必要がある観光客
  • 「リッツや三井は高すぎるが、ビジネスホテルでは物足りない」という層
  • マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上で、朝食やアップグレードを楽しみたい方

それでは、なぜ私がここまでこのホテルを「買い」だと判断したのか、その根拠をリサーチ結果に基づいて詳細に紐解いていきましょう。

マリオットボンヴォイ アメックスはお得なキャンペーンを実施中!

マリオットボンヴォイ アメックス【どんな人におすすめか】

マリオットボンヴォイアメックス

  • 年1回以上マリオット系列ホテルに泊まる人
  • 年間150万円以上カード決済をする人
  • 旅行や出張が多い人

マリオットボンヴォイ アメックス プレミアム【どんな人におすすめか】

マリオットボンヴォイアメックス プレミアム

  • 年間400万円〜500万円以上のカード決済を確実に行う人
  • 年10泊以上マリオット系列ホテルを頻繁に利用する人
  • ワンランク上の特典・宿泊実績認定を求めるビジネストラベラー・旅の上級者
  • 家族でも高級ホテルをよく利用する、もしくは複数大阪・東京などの都市型ホテルを利用する機会が多い人 
個人用 マリオットボンヴォイアメックス
プレミアム
マリオットボンヴォイアメックス
デザイン マリオットボンヴォイアメックス プレミアム マリオットボンヴォイアメックス
本会員年会費 82,500円 34,100円
家族カード年会費 1枚目:無料
2枚目以降:41,250円
1枚目:無料
2枚目以降:17,050円
特典 ✔ ゴールドエリート(条件なし)
✔ プラチナエリート(条件有り)
✔ プロパティクレジット100米ドル
✔ スマートフォン・プロテクション
✔ シルバーエリート(条件なし)
✔ ゴールドエリート(条件あり)
キャンペーン特典 合計最大19,000ポイント 合計最大11,000ポイント
キャンペーン開催中 マリオットボンヴォイアメックス
プレミアム キャンペーンはこちら
マリオットボンヴォイアメックス
キャンペーンはこちら

【マリオットの人気記事 一覧】

HOTTELではマリオットグループのホテルに関するニュースやお得な情報を提供しています。 現在、下記記事の人気がとても高く、是非ご覧ください。

徹底解説:なぜ「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」が注目されるのか?

1. 立地の真実:「八条口」はもはや「裏口」ではない

まず、場所について詳しく解説します。 住所は「京都市南区東九条東山王町19番1」。 ここは、2021年9月まで営業していた「ホテルセントノーム京都」の跡地です。

京都に詳しい方ならご存知かと思いますが、京都駅には「烏丸口(北側)」と「八条口(南側)」があります。

  • 烏丸口(北側): 京都タワーがあり、バスターミナルがある「表玄関」。JR西日本のホテルグランヴィア京都があるのもこちら。
  • 八条口(南側): 新幹線改札に直結。かつては観光バス乗り場と少し寂しい街並みでしたが、近年劇的な進化を遂げています。

このホテルができる八条口の東側エリアは、今や「外資系ホテル・ウォーズ」の最前線です。すぐ近くにはヒルトン系の「ダブルツリーbyヒルトン京都駅(旧・ダイワロイヤルホテルグランデ京都)」があり、その向かいに今回のマリオットができる構図です。 ネットの口コミや掲示板では「八条口は何もなくて不便」という古い意見も見かけますが、それは数年前の話。現在は「イオンモールKYOTO」も近く、飲食店も増え、何より「タクシーやバスの混雑に巻き込まれずにホテルに入れる」という隠れたメリットが評価されています。

2. 「JR東海」の本気度が凄い

今回のプロジェクトで注目すべきは、デベロッパー(開発事業者)です。 このホテルは「JR東海(東海旅客鉄道)」グループが主導しています。土地を持っているのがジェイアール東海不動産、運営するのがジェイアール東海ホテルズです。

ここで一つの疑問が浮かびます。 「京都駅ってJR西日本の駅じゃないの?」

実は、新幹線の改札内と線路はJR東海の管轄ですが、駅ビルや在来線はJR西日本です。これまで京都駅周辺のホテルといえば、駅ビル直結の「ホテルグランヴィア京都」や「ホテルヴィスキオ京都」など、JR西日本グループの独壇場でした。 そこに、JR東海が「自社のシマ(新幹線口)」である八条口側の自社用地(セントノーム跡地)を使って、世界最強のブランド「マリオット」を引っ提げて殴り込みをかける。これが今回のホテルの裏にあるドラマです。

ネット上の鉄道ファンやホテル通の間では、 「JR東海が京都でついに本気を出した」 「グランヴィアへの対抗馬として、あえて外資のマリオットを選んだのが戦略的」 と囁かれています。 つまり、建物やハードウェアのクオリティにおいて、JR東海は絶対に失敗できないプロジェクトなのです。この背景を知っていると、ホテルの質の高さが期待できます。

3. 施設概要とスペック予想

現在公開されている情報を整理し、TAKA独自の予測を加えます。

  • 規模: 地上9階・地下1階、客室数270室。
    • TAKAの考察: 270室という規模は、大型すぎず小型すぎない絶妙なサイズ。団体客でロビーが溢れかえるリスクも少なく、かつエリート会員へのアップグレードの余地もそこそこある規模です。
  • デザインコンセプト: 「Collection of Kyoto Stories(京都の物語の集積)」。
    • TAKAの考察: マリオット系によくある「モダン×和」のテイストでしょう。京都の伝統的な美意識を取り入れつつ、機能的でシャープな内装になると予想されます。今年8月にオープンした「コートヤード京都四条烏丸」も「過去と現在の融合」をテーマにしているので、兄弟のような似た雰囲気になりそうです。
  • 料飲施設: オールデイダイニング、カフェ&バー。
    • TAKAの考察: コートヤードブランドなので、豪華なフレンチや鉄板焼きが入るというよりは、朝食からディナーまで使えるカジュアルで質の高いビュッフェやグリル料理が中心になるでしょう。東京や大阪のコートヤードにある「Lava Rock」のようなグリルレストランが入る可能性が高いです。
  • その他の施設: フィットネスジム。
    • TAKAの考察: プールやスパ(大浴場)についての記載が現時点で見当たらないのが気になります。敷地面積的に大浴場を作る余裕はあるはずですが、もしなければ「部屋のシャワーで済ませる」欧米スタイル寄りということになります。このあたりは続報を待ちたいところです。

メリット・デメリット(良い点・悪い点)

リサーチ結果と現地の状況から推測される、リアルな長所と短所を包み隠さず解説します。

【良い点・メリット】

  1. 圧倒的な「新幹線直結」の利便性 これが最強のメリットです。新幹線の中央口または八条東口を出て、信号を渡ればすぐ。重い荷物を持って地下鉄やタクシーに乗る必要がありません。チェックアウト後もギリギリまでホテルにいられます。
  2. 開業直後ならではの「ピカピカ」感 2026年秋開業なので、設備は最新鋭です。USB-Cポートの配置、テレビのキャスト機能(スマホ画面を映す機能)、水回りの清潔さなどは、古い名門ホテルにはない快適さがあります。
  3. マリオットボンヴォイの恩恵 世界中のマリオット会員にとって、ポイントが貯まる・使えるホテルが京都駅前にできるのは悲願でした。プラチナエリート以上であれば、おそらく朝食無料やレイトチェックアウト(16時まで)が適用されるでしょう。
  4. 周辺環境の利便性 すぐ近くにコンビニ、ドン・キホーテ、イオンモール、そして「京都アバンティ」があります。食事やちょっとした買い物に困ることはまずありません。

【悪い点・デメリット】

  1. 「京都らしい眺望」は期待できない 南側(八条口)の宿命ですが、部屋からの景色は「駅のホーム」「線路」「向かいのビル」になる可能性が高いです。京都タワーは駅ビルの反対側なので見えません。「窓を開けたら東山三十六峰!」のような情緒を求めるとガッカリするでしょう。
  2. 電車の走行音 防音対策は完璧になされるはずですが、線路沿いである以上、全くの無音は難しいかもしれません。逆に言えば「トレインビュー」として鉄道ファンにはメリットになりますが、静寂を愛する方にはデメリットになり得ます。
  3. 価格が高騰する恐れ 近隣のダブルツリーbyヒルトンが強気の価格設定(3万円〜5万円台)をしているため、コートヤードもそれに追随するでしょう。「ビジネスホテルの延長」と思って予約しようとすると、予算オーバーになる可能性があります。
  4. 大浴場がない可能性 近隣の「ダイワロイネットホテル京都テラス八条PREMIER」や「三井ガーデンホテル」などは大浴場完備が売りです。もしコートヤードに大浴場がなければ、日本人の旅行者にとっては少し残念なポイントになります。

どんな人におすすめ?

おすすめしたい方

  • マリオットボンヴォイの会員(特にプラチナ以上):ステータス特典をフル活用し、快適な滞在ができるでしょう。
  • 出張族・ビジネスエグゼクティブ:新幹線へのアクセスの良さは、時は金なりとするビジネスマンに最適です。
  • 1泊2日の弾丸京都旅行者:移動時間を極限まで減らしたい方に。
  • 鉄道ファン:運が良ければ新幹線や在来線が見下ろせる部屋になるかもしれません。

おすすめできない方

  • 「ザ・京都」な情緒を求める方:竹林や枯山水を見ながら静かに過ごしたいなら、嵐山や東山のホテルを選ぶべきです。
  • とにかく安く泊まりたい方:駅前にはアパホテルやカプセルホテルなど、より安価な選択肢が無数にあります。
  • 車で来る方:駅前一等地のため、駐車場代は非常に高額になるか、提携駐車場がない可能性があります。

よくある質問(Q&A)

ネット上でよく見かける疑問について、TAKAが先回りして回答します。

Q. 予約はいつから始まりますか? A. 通常、マリオット系列のホテルは開業の3ヶ月〜6ヶ月前から予約が開始されることが多いです。2026年秋開業なら、2026年の春〜初夏(4月〜6月頃)に予約サイトがオープンすると予想されます。

Q. クラブラウンジはありますか? A. コートヤードブランドの標準として、クラブラウンジはない可能性が高いです。ただし、一部のアジアのコートヤードにはラウンジがあるケースや、エリート会員向けに「ハッピーアワー」としてドリンクチケットが配られるケースがあります。過度な期待は禁物です。

Q. 朝食はおいしいですか? A. まだメニューは未定ですが、今年オープンの「四条烏丸」では京都の有名ベーカリー「進々堂」のパンを採用するなど、地域色を出しています。京都駅店でも、地元の食材を使った和洋ビュッフェになることは間違いありません。期待して良いでしょう。

Q. パジャマはありますか? A. 日本のコートヤードであれば、ワンピースタイプのナイトウェア(パジャマ)が必ず用意されています。スリッパや歯ブラシなどのアメニティも完備されているはずですので、手ぶらでも大丈夫です。

【コラム】トラベルライターTAKAの「業界用語」解説

今日の用語:『マリオット修行(Marriott Shugyo)』

この記事を読んでいる方の中には、不思議な単語を目にしたことがあるかもしれません。「修行」です。 これは、滝に打たれることではありません。「ホテルチェーンの上級会員資格を得るために、必要もないのにホテルに泊まりまくる行為」を指すネットスラングです。

マリオットの場合、年間50泊すると「プラチナエリート」になれます。この資格を持つと、朝食無料、ラウンジアクセス、部屋のアップグレード(スイート含む)などの特典が得られます。 この「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」は、この「修行僧」たちにとって聖地になる可能性があります。 なぜなら、京都・大阪・神戸エリアの修行僧が「今日は大阪のモクシー、明日は京都のコートヤード」といった具合に、ホテルをホッピング(はしご)する際の中継地点として最高に便利だからです。 2026年の秋以降、ラウンジやロビーでPCを開いて忙しそうにしている一人客を見かけたら、それは仕事熱心なビジネスマンか、あるいは「解脱(ステータス獲得)」を目指す修行僧かもしれません。温かい目で見守ってあげてください。

独自の視点:TAKAの考察「京都観光の重心移動」

最後に、私TAKAがこのホテルの開業から読み解く、京都観光の未来について少し語らせてください。

長らく、京都の高級ホテルといえば「東山(ひがしやま)」や「嵐山(あらしやま)」、あるいは中心部の「河原町・烏丸(かわらまち・からすま)」が主役でした。 しかし、オーバーツーリズム(観光公害)が叫ばれる中、バスやタクシーに乗って中心部へ移動すること自体がストレスになりつつあります。

そこで今、見直されているのが「駅前(ステーション・フロント)」の価値です。 「京都駅周辺で全てを完結させる」。 荷物を預け、駅ビルで食事をし、駅前から電車一本で行ける伏見稲荷や宇治、あるいは滋賀県の琵琶湖へ足を伸ばす。混雑する京都市内中心部をあえて避ける観光スタイルです。

この「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」と、向かいの「ダブルツリーbyヒルトン」の並び立つ姿は、まさにその「観光の重心が駅前に戻ってきた」ことの象徴と言えます。 JR東海とマリオットは、この「賢い旅行者」のニーズを完全に読んでいます。

2026年秋、このホテルがオープンした時、京都の旅はもっとスムーズで、もっと自由なものになるはずです。 私は、開業初日に宿泊し、その真価を確かめるつもりです。その時はまた、ここHOTTELで一番にレポートしますので、楽しみにしていてください。

以上、トラベルライターTAKAがお送りしました。 最新情報が入り次第、記事を更新していきます!

公式サイトはこちら(マリオット・インターナショナル公式サイトへ)