2026年7月24日から星野リゾートが新たにオープンする「BEB5門司港 by 星野リゾート」とは？ メリットやデメリットなどHOTTELの記者がわかりやすく解説
旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。
旅についての疑問や噂について真相をつきとめ、旅行初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
今回のテーマは、2026年7月24日にグランドオープンする「BEB5門司港 by 星野リゾート」。
星野リゾートとしては福岡県初進出であり、かつ全室が関門海峡ビューというかなり攻めたコンセプトのライフスタイルホテルです。
「場所はどこ？」「料金はいくらくらい？」「予約はもうできるの？」「若者向けって聞くけど、子連れやカップルでも大丈夫？」——こうした疑問に、ネット上の一次情報や口コミ傾向を総ざらいしたうえで、TAKAなりの視点で“噂の真相”をひとつずつひも解いていきます。
まず結論：「BEB5門司港」は“海峡ビューの遊び心系カジュアルホテル”
結論からいうと、「BEB5門司港 by 星野リゾート」は、
- “居酒屋以上 旅未満 みんなでルーズに過ごす”というBEBブランド共通コンセプトをそのままに
- 全119室オール海峡ビューという立地の強みを最大限に活かし
- 最上階に24時間使えるパブリックスペース「TAMARIBA」と大浴場を備えた
- 20〜30代中心の仲間旅・グループ旅向けのカジュアルなデザインホテル
という位置づけの宿になると言われています。
料金は、2名1室利用で1人1泊6,600円〜（食事別・税込）と発表されており、星野リゾートの中ではかなりリーズナブル。さらに、BEBブランドでおなじみの「29歳以下えこひいき」系の料金プランも門司港で設定されると報じられていて、若い世代には特にコスパが高いホテルになりそうです。
一言でまとめるなら、
「門司港レトロの真ん中で、仲間とワイワイ“チル”しながら、海峡夜景を独り占めできるカジュアルホテル」
というイメージを持っておくと分かりやすいと思います。
ここからは、この結論に至った理由を、
「場所」「客室」「TAMARIBA」「料金」「口コミ傾向」「周辺環境」など、具体的なポイントごとに丁寧に見ていきます。
ホテルの基本情報と場所・アクセス
立地：門司港レトロのど真ん中、海に面した一等地
公式発表によると、「BEB5門司港」は福岡県北九州市門司区西海岸一丁目4-44に位置し、JR門司港駅から徒歩約4分の海沿いに建設されています。
この場所は、かつて「門司港レトロ地区臨海部開発事業」として市有地を活用し、ホテルと商業施設を一体開発する計画が進められてきたエリアで、門司港レトロの海沿い散策ルートのほぼ中心部にあたります。
実際、
- 徒歩圏内に、旧門司三井倶楽部・旧大阪商船・旧門司税関などの歴史的建造物
- 関門橋や下関側の夜景を望む「門司港レトロ展望室」
- 焼きカレーやふぐ料理などのご当地グルメ店が集まるエリア
がまとまっており、「観光の拠点性」という意味では、門司港でも屈指のポジションと言われています。
建物と施設構成
計画概要としては、
- 地上10階建て
- ホテルは3階〜10階部分
- 客室数：119室
- 1〜2階には飲食店などが出店する商業フロア
- ホテル内にはパブリックスペース、カフェ、ショップ、レストラン、大浴場を併設
と説明されています。
1〜2階には、焼きカレーやラーメン、カフェ、アイスショップなど計9店舗程度が入ると報じられていて、「ホテル直下で門司港グルメが完結する」ような動線が意識されているようです。
駐車場・車利用
駐車場については、
- 敷地内に約25台（有料）
- 近隣に提携駐車場約200台
という規模感が公表されています。
門司港レトロ一帯には、海峡プラザ駐車場や門司港レトロ駐車場など大型駐車場も点在しており、「クルマ派でも停める場所がない」という状況にはなりにくいが、ホテル真下の駐車台数は限定的というイメージを持っておくとよいと思われます。
客室：全119室オール「海峡ビュー」の仕掛け
全室「海峡ビュー」という贅沢
BEB5門司港の一番の特徴は、「119室すべてが門司側からの関門海峡に面した海峡ビュー」である点です。
他の都市型ホテルだと、「海側ビューは一部の上位カテゴリーだけ」というケースが多いのですが、ここではどの部屋にも海峡と船の往来が見える窓が設けられる構造になっているようです。
客室タイプ：海峡ツインとヤグラルーム
現時点で公表されている主な客室タイプは、
- 海峡ツイン（定員3名）
- 基本のツインにソファベッド等を加えた3名利用対応タイプと言われています。
- ヤグラルーム（最大4名）
- BEBブランドでおなじみの“二段ヤグラ”構造の客室。
- 上段がベッド、下段がソファ＆くつろぎスペースという「秘密基地」的レイアウト。
- 友人グループや女子会での利用が想定されています。
BEB5軽井沢や土浦、沖縄瀬良垣のヤグラルームでは、
- 靴を脱いで上がるロフト感覚のベッド
- 下段のソファスペースでカードゲームやボードゲームを広げるスタイル
- バス・トイレ・洗面別のコンパクト設計
が高評価を得ており、門司港でも同系統の「遊び方前提」の客室デザインになる可能性が高いと言われています。
「くつろぎ寝台」という窓際デイベッド
もう一つの仕掛けが、各部屋の窓際に設けられる「くつろぎ寝台」と呼ばれるデイベッドです。
- 関門海峡を行き交うフェリーやタンカーをゴロゴロしながら眺める
- 夕焼け〜夜景にかけて、照明を落として“海峡シアター”のように楽しむ
- 朝、ゆっくりコーヒーを飲みながら橋と海の景色を眺める
といった、“景色を楽しむためのソファ兼ベッド”という位置づけのようです。
関門エリアでは、下関側のリゾートホテルでも「オーシャンビュー＋デイベッド」スタイルの部屋が増えており、海峡の景観を“売り”にした共通トレンドの一つといえそうです。
最上階「TAMARIBA」と大浴場：24時間“海峡チル”ができる仕組み
BEBブランドの心臓部「TAMARIBA」とは
BEBシリーズの象徴が、24時間使えるパブリックスペース「TAMARIBA」です。
既存のBEBでは、
- 中庭やテラスを含む広いラウンジ一帯を「TAMARIBA」と呼び
- 飲食物の持ち込みOK
- カフェカウンターは24時間営業
- ボードゲームやカードゲーム、推し活グッズなど“遊び道具”が豊富
- 24時間いつでも飲み物が買える売店的な機能
といった、“ラウンジ兼居酒屋兼リビング”のような空間として機能しています。
門司港では「最上階・海峡ビュー・足湯付き」
BEB5門司港では、このTAMARIBAがホテル最上階（10階）に配置されると発表されています。
- 24時間営業のパブリックスペース
- 関門橋・関門海峡・下関側の街明かり・門司港レトロの夜景を一望
- 飲食の持ち込み推奨スタイル
- 足湯とカフェを併設（24時間利用できる足湯ラウンジ）
という組み合わせになっており、「TAMARIBA＝夜景バーのような公共リビング」というイメージに近くなりそうです。
昼は関門海峡を行き交う大型船・フェリー観察、夕方はオレンジ色に染まる海と橋、夜はライトアップされた関門橋とレトロな街並み——こうした「時間とともに表情が変わる景色」を、チェックインからチェックアウトまで好きなタイミングで楽しめるのが大きな魅力といわれています。
大浴場も「海峡ビュー」
最上階には、TAMARIBAに加えて関門海峡を望む大浴場も設けられる計画です。
- 男女別の大浴場から、海峡と船の往来を眺められる構造
- 早朝〜夜まで利用できる温浴設備（時間帯は今後発表）
- 温泉ではなく“ビューバス型の大浴場”になる可能性が高いと言われています
既存のBEBには大浴場がない施設も多いため、「BEBの気軽さ＋大浴場付き」という組み合わせは門司港の大きな差別化ポイントになると見られています。
料金・予約方法・プラン
基本料金
発表されているベース料金は、
- 1泊 6,600円〜（2名1室利用時 1名あたり、税込・食事別）
という水準です。
星野リゾート全体の中では「エコノミー〜ミドル」の価格帯で、週末や繁忙期でも一定程度抑えた価格設定になることが想定されています。
29歳以下向け「えこひいき」プラン
BEBブランドでは、既存施設で「29歳以下エコひいきプラン」と呼ばれる若年層向けの優遇料金が定番化しています。
- 29歳以下のグループなら、1室あたり一定料金で泊まれる
- 日〜木曜など平日を中心に、シーズン・曜日で料金が変わらない
- 3名利用なら1人5,000〜6,000円台程度から泊まれるケースもある
門司港でも、地元メディアの報道で「29歳以下には季節・曜日で料金が変わらない“えこひいき”プランを用意する」と紹介されており、既存BEBと同様に、若いグループ旅の受け皿になることが期待されています。
予約方法
予約は、
- 2025年12月15日から受付開始
- 公式サイト（星野リゾートの予約システム）
- 各種オンライン旅行予約サイト
などから行えるようになっていると言われています。
BEBブランドは「公式サイトが最もお得」というスタイルを打ち出しており、門司港でも
- 早期予約割引
- 連泊割
- えこひいきプラン限定枠
などが公式サイト経由で優先的に扱われる可能性が高いと見られます。
周辺エリア：門司港レトロと関門海峡の魅力
門司港レトロとは？
門司港レトロは、明治〜昭和初期にかけて国際貿易港として栄えた門司港の街並みを保存・再整備した観光エリアで、レトロ建築と海峡の景観が同時に楽しめる“タイムスリップ系”スポットとして人気を集めています。
- 木造駅舎の「門司港駅」
- 旧門司三井倶楽部、旧大阪商船、旧門司税関などの歴史的建物
- 焼きカレー・ふぐ料理・海鮮丼などのご当地グルメ
- 夜はライトアップされた関門橋や下関の夜景
といったコンテンツが密集しており、徒歩半日〜1日で回れるコンパクトさも評価されています。
夜景・展望の評価
海峡沿いの高層建物「門司港レトロ展望室」からの眺望は、口コミでもかなり高評価で、
- 「関門橋と海峡、レトロな街並み、対岸の下関が一望できる」
- 「夕暮れ〜夜景が特にロマンチック」
- 「日本夜景遺産にも認定されている」
といった声が多く見られます。
BEB5門司港は、その展望室とほぼ同じエリア・高さ帯から海峡を望む位置に建ち、最上階TAMARIBAや客室の「くつろぎ寝台」からは、“展望室レベルの景色を、宿泊者専用空間として楽しめる”ことが強みといえそうです。
モデルコースとの相性
門司港レトロを紹介する各種モデルコースでは、
- JR門司港駅
- 旧三井倶楽部・旧大阪商船
- ブルーウィングもじ（跳ね橋）
- 門司港レトロ展望室
- 海峡プラザ・おみやげ市場
などを半日〜1日で回るプランがよく提案されています。
BEB5門司港はこれらのスポットのほぼ中心に位置するため、
- 日中は徒歩でレトロ街歩き
- 夕方は展望室や海沿い遊歩道で夕景
- 夜はTAMARIBAに戻って“二次会”
という、「徒歩完結型・一泊二日門司港旅の拠点」という使い方がしやすいホテルになりそうです。
「BEB5門司港」の良い点・メリット・利点
ここからは、BEBブランド全体の特徴と門司港ならではの要素を踏まえた良い点・メリット・利点を整理していきます。
1. 全室海峡ビューという圧倒的ロケーション
- 119室すべてが海峡に面した「海峡ビュー」
- 客室だけでなく、大浴場・最上階TAMARIBA・レストランまで海峡ビュー
という構成は、国内でもかなりレアです。
一般的なシティホテルでは「ビュー指定は追加料金」ということも多いですが、BEB5門司港の場合は“どの部屋を選んでも海側”というのが大きな魅力だと言われています。
2. 若者・仲間旅に最適な価格設定とコンセプト
- 1泊6,600円〜（2名1室・1名あたり）と手が届きやすい価格
- 29歳以下えこひいきプランで、平日なら1人5,000円台前後になる可能性
- 「居酒屋以上 旅未満 みんなでルーズに過ごすホテル」というBEBコンセプト
これらを踏まえると、大学生グループ旅行、20代社会人の週末トリップ、女子会旅などとの相性が非常に良いホテルと言えそうです。
実際、既存のBEBでは、
- 持ち込み飲み会
- 推し活グッズを広げる「推し活ルーム」企画
- ハプニング系の滞在イベント（「ハプニングステイ」）
など、“仲間と遊ぶための宿”として使われているケースが多く見られます。
3. 24時間使えるTAMARIBA＋足湯＋大浴場
TAMARIBAが最上階＋24時間＋足湯付きという構成は、他のBEBの中でもかなり恵まれた条件です。
- 日中：カフェとして利用し、海峡を眺めながらPC作業や読書
- 夕方：足湯につかりながら夕景鑑賞
- 夜：門司港グルメをテイクアウトして持ち込み、仲間と“二次会”
- 深夜：夜更かし派はそのままボードゲームやおしゃべり
こうした「24時間どこかしらでくつろげる・飲んだり喋ったりできる」というのは、特にグループ旅の利便性という意味で大きな強みのようです。
加えて、海峡ビューの大浴場は、
「レトロ街歩きや関門エリアの観光で歩き疲れた足を癒す場所」として、特に大人世代や家族連れにも支持されそうです。
4. 門司港レトロ観光との相性
徒歩圏内に門司港レトロの主要スポットと飲食店がぎっしり詰まっているため、「車がなくても不自由しない拠点」という意味でも利便性は高いと考えられます。
- 日帰りで終わりがちな門司港観光を「1泊2日の滞在型」に伸ばす
- 夜のライトアップや展望室の夜景もゆっくり楽しめる
- 翌日は唐戸市場や下関側に足を伸ばす“関門ハシゴ旅”も可能
といった、旅の選択肢を増やす拠点ホテルとしての役割が期待されます。
5. 星野リゾートブランドの安心感
BEBは星野リゾートの5つ目のサブブランドとして立ち上がった比較的新しいブランドで、既に軽井沢・土浦・沖縄瀬良垣などで実績があります。
星野リゾートというと高級リゾートのイメージが強い一方、BEBは、
- 「気軽だけど、デザインや居心地にはしっかりこだわる」
- 「価格は抑えつつ、滞在の体験価値で勝負する」
という、ライフスタイルホテル的なポジショニングをとっているようです。
そのため、
「ビジホでは味気ないけれど、ラグジュアリーまでは要らない」
という層にとっては、ブランド安心感と価格バランスの両方を満たす選択肢になり得ると考えられます。
「BEB5門司港」の悪い点・デメリット・欠点・おすすめしない点
一方で、「完璧なホテル」というものは存在しません。
ネット上の情報や既存BEBの口コミ傾向から見えてくる悪い点・デメリット・欠点・おすすめしないケースも、正直に整理しておきます。
1. コンセプト的に「静けさ重視」の人には合わない可能性
BEBブランドはあくまで、
- 「居酒屋以上 旅未満」
- 「みんなでルーズに過ごすホテル」
という方向性で、意図的に“賑やかさ”を許容しています。
既存のBEB軽井沢などの宿泊記では、
- 夜遅くまでTAMARIBAで盛り上がるグループがいる
- ヤグラルームでカードゲーム大会をしている
- ロビー〜客室廊下にかけて、時間帯によっては声が響くことがある
といった声も一部見られ、完全な静寂を求める人には「ちょっと賑やかすぎる」と感じられる可能性が指摘されています。
門司港でも、若者グループを主ターゲットとする方針が明言されているため、
- 小さな子どもを早く寝かせたいファミリー
- 仕事での滞在で早朝に備えたいビジネス客
- 音に敏感な人・静かな一人旅志向
には、“コンセプトが合わない”という意味でのデメリットが出てくるかもしれません。
2. 駐車場台数が限られる／車利用にはやや不便なケースも
敷地内駐車場は約25台とされており、
- 繁忙期や花火大会などイベント時
- 土日祝の観光ピーク
には、ホテル直下の駐車場が満車になるリスクがあります。
周辺に大型駐車場はあるものの、
- 駐車料金は別途必要
- 荷物が多いと、駐車場〜ホテル間の徒歩移動が少し面倒
と感じる方もいるかもしれません。
「車でドアツードア、できれば無料駐車場付きがいい」という方にとっては、欠点と映る可能性があります。
3. フルサービス型のラグジュアリーホテルではない
BEBはあくまで「カジュアルホテルブランド」です。
既存のBEBを見ても、
- ベルスタッフやコンシェルジュによる手厚いサービスは最小限
- 客室はシンプルで、ハード面は必要十分レベル
- レストランも“美食体験”というより“気軽に食べられるカフェ＆ビュッフェ”寄り
という傾向があります。
そのため、
- 「記念日にラグジュアリーな滞在をしたい」
- 「フルコースディナーやルームサービスを楽しみたい」
といったニーズには、別ブランド（星のや・リゾナーレ・界など）の方が向いていると言えそうです。
4. 年齢層による料金メリットの差
29歳以下向けの「えこひいきプラン」は非常に魅力的ですが、言い換えれば、
- 30代後半〜50代の大人世代
- 親世代との三世代旅行
では、料金メリットを最大限には享受しにくい可能性があります。
もちろん通常料金自体はそこまで高額ではありませんが、
「若者グループには破格」「大人だけだと“お得感”はやや薄い」
という価格構造になることが想定されます。
このホテルをおすすめできる人・おすすめしない人
おすすめしたい人（良い点ベース）
上記の良い点・メリット・利点から見ると、BEB5門司港を特におすすめしたいのは、次のような方々です。
- 20〜30代中心の友人グループ・カップル・女子旅
- えこひいきプランでコスパ良く泊まりたい人
- 「映える夜景＋チルなラウンジ」で写真も雰囲気も楽しみたい人
- 大学生のゼミ旅・サークル旅行（少人数グループ単位）
- ヤグラルームでわいわい過ごしたい人
- 関門エリアをじっくり観光したい個人旅行者
- 日帰りでは物足りない人
- 唐戸市場や下関側も含めて1泊2日〜の関門旅を組みたい人
- 「ビジホでは味気ないけど、豪華さまではいらない」30〜40代カップル
- デザインや共用スペースの雰囲気を重視する人
あまりおすすめしない／おすすめしない可能性がある人（悪い点ベース）
逆に、以下のような方には、別タイプのホテルも検討した方が良いかもしれません。
- 「静かさ最優先」の一人旅・ビジネス利用
- 夜のTAMARIBAの賑やかさがストレスになる可能性
- 乳幼児連れで、夜は完全に静かな環境を望むファミリー
- 同フロアに若者グループがいると気を遣う場面も想定されます
- 車移動で、ホテル直下に必ず駐車したい人
- 満車時に近隣駐車場を使うのが煩わしい場合は欠点になり得ます
- 「記念日にラグジュアリー体験をしたい」カップル
- フルサービスの高級リゾートと比べると、演出やサービスの方向性が異なります
よくある疑問にQ&Aで回答
Q1. 開業日はいつ？いつから予約できるの？
A. 開業予定日は2026年7月24日と発表されています。
予約は2025年12月15日から順次受付が始まっているようです。
Q2. 料金はいくらくらい？朝食は別料金？
A. 公表されている目安は、
- 1泊6,600円〜（2名1室・1名あたり／税込・食事別）
という水準です。
朝食はビュッフェスタイルまたはセットメニュー形式のレストラン利用になると見られ、基本的には別料金の朝食付きプラン or オプション追加という形になりそうです。具体的な価格やメニューは、開業が近づくにつれて詳細が出てくると考えられます。
Q3. どこから予約するのがいい？電話でも予約できる？
A. 予約は、
- 公式サイトのオンライン予約ページ
- 各種宿泊予約サイト
から行うのがメインルートになると言われています。
星野リゾート全体として「公式サイトが最もお得」とうたっているため、特に29歳以下プランや連泊プランを狙う場合は公式サイト経由が有利と考えられます。
Q4. 子連れや家族旅行でも大丈夫？
A. BEBブランドは“若者向け”とされつつも、実際には30〜40代や子連れファミリーの利用も一定数あると言われています。
- ヤグラルームはローベッド仕様で、ファミリーにも使いやすい
- 大浴場があるのは子連れにはむしろプラス材料
といった面もありますが、一方で夜のTAMARIBAの賑やかさが気になるケースもあり得ます。
「うちの子は多少騒がしくても気にしないし、自分たちも仲間とワイワイしたい」というタイプのファミリーには合いやすく、
「早寝早起きで静かに過ごしたい」というスタイルだと、他ブランドの落ち着いた旅館・ホテルの方が安心かもしれません。
Q5. 温泉ですか？お風呂はどうなっていますか？
A. 門司港の大浴場は「海峡ビューの大浴場」として紹介されており、温泉ではなく沸かし湯タイプになる可能性が高いと言われています。
- 男女別の大浴場
- 関門海峡の景色を眺められる内湯（＋露天的な設えがあるかは今後の詳細発表次第）
というイメージで、「温泉街の湯治」ではなく「観光の疲れを癒す展望大浴場」としてとらえるとしっくりきます。
Q6. どんな服装で行けばいい？ドレスコードは？
A. BEBはそもそも「ルーズに過ごすホテル」というコンセプトなので、ドレスコードは特にないと考えられます。
- ジーンズ＋スニーカー
- パーカーやスウェット系のラフな服装
- サウナや足湯を楽しむためのリラックスウェア
など、「居酒屋に行くくらいの気軽さ」でOKな雰囲気と言われています。
コラム：若者旅とBEBにまつわる隠語・スラング解説（TAKA目線）
BEB5門司港のような“若者向け・仲間向け”ホテルが増えるにつれて、旅の世界でもZ世代的な隠語・スラングがよく飛び交うようになってきました。
ここでは、今回のテーマと相性がよさそうな言葉を、トラベルライター“TAKA”目線でいくつか解説しておきます。
「チル」「チルい」
BEBのTAMARIBAや足湯ラウンジの紹介文でもよく使われる「チル」な空間という表現。
- 元々は“chill out（くつろぐ）”から来たスラング
- 「まったりしていて居心地がいい」「リラックスできる」という意味
BEB5門司港の最上階ラウンジで、海峡夜景を見ながら足湯につかっている状態は、まさに「チルい海峡ステイ」と呼びたくなるシチュエーションだと思います。
「推し活」「推し旅」
BEBブランドでは、他施設で「推し活ルーム」と呼ばれる、推しアイドルや推しキャラのグッズを広げやすい客室プランも登場しています。
- ライブやイベントの遠征ついでに“推しの聖地”を巡る「推し旅」
- 同じ沼（ファンダム）仲間と集まってTAMARIBAで語り尽くす「推し合宿」
など、旅行そのものが「推し活」の一部になっているのが最近のトレンドです。
門司港でも、海峡沿い・レトロ建築を背景に「推しのアクスタ撮影」などが流行る可能性は高く、
BEB5門司港はそうした“推し活×旅”の宿泊拠点にもなりそうだと感じます。
「ハプニングステイ」
BEBの公式コンテンツとして、「ハプニングステイ」というキーワードも使われています。
- チェックインからチェックアウトまで、ホテル側が用意したちょっとした“ハプニング”が続く滞在
- 予測不能な出来事を“ネタ”として楽しむ、仕掛け型の宿泊プログラム
門司港でも、海峡をテーマにしたサプライズ演出や、門司港レトロの街と連動したイベント型の「ハプニングステイ」が将来的に企画される可能性は十分あると見ています。
「エモい」
夕暮れの関門橋とレトロな街並み、ネオンに浮かぶ船のシルエット、TAMARIBAから眺める夜景——こうした瞬間は、若い世代の言葉でいえば「エモい」景色の代表格でしょう。
- 単に「きれい」では表現しきれない
- 切なさや懐かしさを含んだ感情の揺れ
を指す言葉で、「エモい海峡ステイ」というコピーは、BEB5門司港にかなりフィットしていると感じます。
TAKAの独自考察：BEB5門司港が“関門エリアの旅の常識”を変えるかもしれない話
最後に、公開情報だけでは語られていない部分を、トラベルライターとしての視点から少し掘り下げてみます。
日帰り観光地から「滞在型エリア」へのシフト
これまでの関門エリア（門司港〜下関）は、
- 「新幹線や在来線で小倉に泊まり、門司港は日帰りで立ち寄る」
- 「山口側の温泉地・唐戸市場が“宿泊地”、門司港は観光だけ」
という構図が強かったエリアです。
ところが近年、
- 下関側で「リゾナーレ下関」という海峡ビューのデザイナーズホテルが開業
- 門司港側でも、今回のBEB5門司港を含む新しいホテル計画が相次いでいる
ことで、“海峡を挟んで2つのブランドホテルが向かい合う”構図が生まれつつあります。
BEB5門司港は、その中でも「若者・仲間旅のハブ」として機能する可能性が高く、
- 1泊目：門司港に泊まり、レトロ街歩きと夜景・グルメを楽しむ
- 2泊目：下関側のリゾートホテルで、より落ち着いた海峡ステイを満喫
- あるいはその逆パターン
といった、“関門2拠点ステイ”という旅のスタイルがこれから生まれてくるのではないか、と感じています。
「若者旅」を地方に呼び込む実験場としての門司港
BEBは、星野リゾートが「国内の若い世代の旅行離れ」に危機感を持って立ち上げたブランドです。
軽井沢や土浦では既に、
- 20代・30代前半のミレニアル・Z世代をメインターゲットにし
- 価格・デザイン・イベントで“若者ファースト”な提案を続けてきた
という実績があります。
門司港は、福岡市中心部や首都圏に比べれば決して“大都市”ではありませんが、
- 鉄道でのアクセスが比較的良い
- レトロ建築×海峡夜景という、SNS映えしやすい素材がある
- 焼きカレーなど、若者にも刺さりやすい“B級グルメ”がある
という意味で、「地方×若者旅」の実験場として非常にポテンシャルの高いエリアだと感じます。
BEB5門司港がうまくハマれば、
- これまで北九州や山口に来たことがない若者層が、門司港を“初・九州旅”の入口として選ぶ
- その延長で、別府や福岡市内など九州各地へ足を伸ばす
という波及効果も期待できそうです。
「居酒屋以上 旅未満」は、これからの旅のキーワードになるかもしれない
最後に、BEBブランドのコアコンセプトである「居酒屋以上 旅未満」について。
- 仕事や学業で忙しい
- 先行き不透明な時代で「遠く・長く」は計画しづらい
- それでも、仲間と非日常の時間は持ちたい
こうした感覚は、コロナ禍以降の若い世代にとって非常にリアルなものです。
BEB5門司港は、
- 仕事終わりに新幹線や在来線でふらっと向かい
- 1〜2泊で海峡夜景とレトロ街を楽しみ
- チェックアウトも“お昼頃”のゆるさで
- 次の日の午後からゆっくり帰る
という、“ミニマルだけれど濃度の高い旅”を提案しているように見えます。
こうした「居酒屋以上 旅未満」スタイルは、
これからの日本の旅のスタンダードの一つになっていくのではないか——
BEB5門司港は、その流れを象徴する一棟になりそうだと、TAKAは感じています。
まとめ
「BEB5門司港 by 星野リゾート」は、
- 福岡県初進出の星野リゾート
- 全室海峡ビュー＆最上階TAMARIBA・大浴場付き
- 若者〜仲間旅向けのカジュアルライフスタイルホテル
として、門司港レトロと関門海峡の楽しみ方を大きく変えていく存在になりそうです。
良い点・メリット・利点は、
“安くてカジュアルだけど、景色と体験価値は非常に高い”こと。
悪い点・デメリット・欠点は、
“賑やかさを前提としたコンセプトなので、静けさ重視の人にはおすすめしない場合がある”こと。
自分や一緒に行くメンバーの旅のスタイルと照らし合わせながら、
「ここは合いそうだ」「ここはちょっと違うかも」とイメージしていただければ、失敗の少ないホテル選びができるはずです。
門司港レトロの路地を抜けた先、海峡の向こうに灯る下関の明かりを眺めながら、
TAMARIBAのソファやくつろぎ寝台で“エモい海峡ステイ”を楽しむ——
そんな一泊二日を、ぜひ一度体験してみてください。
