新富町駅にオープンする予定の「HOTEL ON\OFF(ホテル オンオフ」とは? メリットやデメリットなどHOTTELの記者がわかりやすく解説

旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。 旅についての疑問や噂について真相をつきとめわかりやすく解説します。

今回は、東京・新富町駅から徒歩3分という好立地に2026年春オープン予定の「HOTEL ON\OFF(ホテル オンオフ)」について、その魅力や特徴を詳しく調べ上げました。「ON」と「OFF」という象徴的な名前を冠したこの新しいホテルは、一体どんな宿泊施設なのでしょうか。ネット上の情報を丹念に集めながら、その全貌に迫っていきたいと思います。

結論:ONとOFFを心地よく切り替える、新時代のライフスタイルホテル

「HOTEL ON\OFF」は、「旅と暮らしのONとOFFを心地よく。」というコンセプトを掲げた、全室34㎡のゆとりある空間を持つ宿泊特化型のライフスタイルホテルと言えるようです。東京都中央区新富2丁目に建設される地上10階建てのこのホテルは、全17室という小規模ながら、「泊まること」に特化した設計で、家族旅行から一人での仕事利用まで幅広いニーズに対応できる施設になると考えられます。

ホテル名に冠された「ON\OFF」という言葉には、英語で「切り替え」を意味する「トグル」の概念が込められており、’おわり’と’はじまり’、’休息’と’活動’という相反する二つの状態を自由に行き来できる場所を目指しているようです。この地を訪れる人々にとって、心地よいトグルとなる場所──つまり、旅の疲れを癒したり、仕事に打ち込んだりと、その時々の目的に合わせて柔軟に使い分けられるホテルを志向していると言えるでしょう。

この施設を企画・運営するのは、「誇れる『とき』をデザインする」というビジョンを掲げる株式会社7gardenです。同社は福岡の「Hotel Mei Fukuoka Tenjin」や東京の「Hotel Vintage」シリーズなど、「一点モノのホテルづくり」を得意とする企業で、地域に根ざした個性的なホテル展開で知られています。

なぜこの場所に?新富町エリアの魅力と将来性

新富町という立地は、東京メトロ有楽町線の新富町駅から徒歩わずか3分、東京駅からも徒歩20分という都心の中枢に位置しています。このエリアは銀座や築地場外市場へも徒歩圏内という利便性を持ちながら、一歩路地に入れば閑静な住宅街が広がる、オフィス街と下町情緒が融合した独特の雰囲気を持つ場所と言われています。

さらに注目すべきは、このエリアの将来性です。すぐ近くの築地市場跡地では、総事業費約9000億円という東京都心最大級の再開発プロジェクト「築地地区まちづくり事業」が進行中で、2026年度の着工、2033年度の完成を目指しているようです。この再開発では、約5万人を収容できる多目的スタジアムやMICE施設、オフィス、レジデンス、ホテルなどが整備される計画で、将来的には地下鉄新駅の構想もあると言われています。

「HOTEL ON\OFF」の開業時期が2026年春ということは、まさにこの大規模再開発が本格始動するタイミングと重なっています。築地エリアが「東京都心最後の一等地」として生まれ変わる過程において、新富町はそのゲートウェイとしての役割を担う可能性があり、この立地選択は非常に戦略的と考えられるのです。

空間デザインへのこだわり:細部まで行き渡る美意識

「HOTEL ON\OFF」の魅力の一つは、その空間デザインにあると言えるでしょう。公式に発表されている情報によれば、「心地よさ」と「細部への美意識」をテーマに構築されたデザインは、曲線を意識したやわらかなフォルムが特徴的なようです。

使用される素材も、木、真鍮、タイル、モルタルといった自然素材を組み合わせ、全体を上品で落ち着きのあるマテリアルとカラーで統一することで、奇抜さを排し、素材そのものの色味と質感によって、やさしい光が差し込む穏やかな空間を生み出すことを目指しているようです。オリジナルのソファやファブリックなど、空間のすみずみにまで繊細な意匠を行き渡らせているという点も、こだわりの表れと言えるでしょう。

ブランディングおよびティザーサイトの制作を手掛けたのは、デザイン制作を専門とする浅見制作所で、今後もホテル内のサインやアメニティ、各種グッズなどのアートディレクションも継続して行っていくとのことです。このように一貫したデザインコンセプトのもとで空間づくりが進められている点は、単なる宿泊施設ではなく、滞在そのものを価値ある体験に変えようとする姿勢の表れと捉えられます。

客室の特徴:最大5名まで対応できる柔軟性

客室については、全17室すべてがツインタイプで、クイーンサイズベッドを2台配置した設計になっているようです。注目すべきは、ソファーベッドを使用することで最大5名まで宿泊可能という柔軟性です。この仕様は、家族旅行やグループ旅行にも対応できることを意味しており、「泊まること」に特化しながらも、多様な利用シーンを想定していると考えられます。

全室が34㎡という広さは、一般的なビジネスホテルの客室(15〜20㎡程度)と比較すると1.5倍以上の余裕があり、長期滞在や仕事での利用にも十分対応できる広さと言えるでしょう。この広さがあれば、家族連れでも窮屈さを感じることなく、快適に過ごせると思われます。

また、レセプションとロビーは、曲線を活かしたデザインとやわらかな色調が調和する穏やかな設えで、単なる待ち合わせ場所としてだけでなく、カフェのようにくつろぎながら過ごせる’ちょっとした作業スペース’としても利用できるよう設計されているようです。この点は、リモートワークが一般化した現代において、ホテルを仕事場としても活用したいというニーズに応えるものと考えられます。

料金と予約方法:開業前の現状

2026年1月7日時点では、具体的な宿泊料金や予約方法についての公式発表はまだされていないようです。現在はティザーサイトが公開されている段階で、オープニングスタッフの募集が始まったばかりという状況のようです。

参考までに、新富町駅周辺のホテル相場を調べてみると、2名1泊あたり素泊まりで8,000円〜20,000円程度の価格帯が一般的なようです。「HOTEL ON\OFF」は全室34㎡というゆとりある空間や、デザイン性の高さ、7gardenというブランド力を考慮すると、やや高めの価格設定になる可能性もありますが、一方で全17室という小規模であることから、柔軟な価格戦略をとる可能性も考えられます。

予約方法については、公式サイトからの予約受付が開始されるものと予想されます。7gardenが運営する他の施設では、公式サイトからの予約が最もお得になる傾向があるようなので、開業時には公式サイトをチェックすることをおすすめしたいと思います。

7gardenが運営する他施設から見える品質への期待

「HOTEL ON\OFF」を理解する上で重要なのが、運営会社である7gardenの実績です。同社が運営する「Hotel Mei Fukuoka Tenjin」の口コミを見てみると、宿泊者からの評価は非常に高く、8.6/10という評点を獲得しているようです。

具体的な評価内容としては、「スタッフの接客が丁寧で親切」「デザインがおしゃれで雰囲気が良い」「立地が素晴らしい」「料金は高くないのに今まで泊まったホテルの中で一番良かった」といった声が多く見られます。また、「Hotel Vintage」シリーズについても、デザイン性とコンセプトが評価されているようです。

7gardenという会社そのものについても、従業員の口コミでは「感性と数字にとことん向き合うホテル企画運営の専門家」という評価や、「一点モノのホテルづくりを通じて、関わる全ての人が誇りを持てる『とき』をデザインする」というビジョンに共感する声が見られます。

こうした実績から推測すると、「HOTEL ON\OFF」においても、デザイン性とホスピタリティの両立、そして地域に根ざした独自性のある宿泊体験が期待できると言えるでしょう。

メリット:「HOTEL ON\OFF」に泊まる利点とは

ネット上の情報を総合すると、「HOTEL ON\OFF」に宿泊することのメリットは以下のように整理できると考えられます。

1. 圧倒的な立地の良さ 新富町駅徒歩3分、東京駅徒歩20分という立地は、銀座や築地への観光はもちろん、ビジネス利用においても非常に便利と言えるでしょう。有楽町線は池袋まで乗り換えなしで約20分というアクセス性も魅力です。

2. ONとOFFを自由に切り替えられる空間 「トグル」というコンセプトが示すように、旅の疲れを癒す「休息」の時間と、仕事に集中する「活動」の時間を、同じ空間で自在に切り替えられる設計になっていると思われます。リモートワークが普及した現代において、ワーケーションのような働き方にも対応できる柔軟性は大きな利点でしょう。

3. 広々とした客室で快適な滞在 34㎡という広さは、長期滞在や家族旅行にも十分対応できるゆとりがあります。最大5名まで宿泊可能という点も、グループ旅行や多世代での旅行にも使いやすいと考えられます。

4. デザイン性の高さと美意識 細部にまでこだわった空間デザインは、単なる宿泊施設を超えた、滞在そのものを楽しめる体験を提供してくれると期待できます。曲線を多用したやわらかなフォルムや、素材感を活かした上品な空間は、写真映えもしそうです。

5. 「泊まること」に特化した設計 食事施設を持たないことで、時間に縛られない自由な旅を実現できます。築地場外市場や銀座という日本有数のグルメエリアが徒歩圏内にあることを考えると、むしろ食事なしの素泊まりスタイルの方が、その土地ならではの食文化を楽しめるというメリットがあるでしょう。

6. 新富町エリアの将来性 築地市場跡地の大規模再開発が進む中で、このエリアの価値は今後さらに高まっていくと予想されます。開業時期がまさに再開発の始動タイミングと重なることから、成長する街の息吹を感じながら滞在できる貴重な機会になるかもしれません。

デメリット:注意すべき点と向いていない方

一方で、「HOTEL ON\OFF」にはいくつか注意すべき点も考えられます。

1. 食事施設がない 「泊まること」に特化した設計ということは、ホテル内に食事施設がないと推測されます。朝食を食べたい場合や、外出が難しい天候の日などは、自分で食事の手配をする必要があるでしょう。特に小さなお子様連れの場合、毎食外で食べるのは負担に感じる可能性があります。

2. 客室数が少ない 全17室という小規模ホテルのため、人気が出た場合には予約が取りにくくなる可能性があります。特に週末や繁忙期は、早めの予約が必要になると予想されます。

3. 新富町駅へのアクセス 新富町駅は有楽町線のみが通る駅のため、路線によっては乗り換えが必要になります。また、駅のエレベーター出口が1番出口になるため、初めて訪れる方は少し迷う可能性があるという口コミも見られました。

4. 価格が未発表 現時点では宿泊料金が公表されていないため、予算計画が立てにくいという点はデメリットと言えるでしょう。デザイン性の高さや7gardenのブランド力を考えると、一般的なビジネスホテルよりは高めの価格設定になる可能性もあります。

5. ホテル滞在そのものを目的としない方には不向き 大浴場やプール、豪華なレストランといった大型ホテルのような充実した館内施設を期待する方には、やや物足りなく感じられるかもしれません。このホテルは「泊まること」に特化しているため、ホテルステイそのものをエンターテインメントとして楽しみたい方よりも、拠点として活用したい方に向いていると言えます。

おすすめしたい方・おすすめできない方

以上の分析から、「HOTEL ON\OFF」に向いている方、向いていない方を整理してみましょう。

おすすめしたい方

  • 銀座・築地エリアでの観光を楽しみたい方
  • 東京駅周辺でのビジネス利用を考えている方
  • デザイン性の高いホテルに泊まりたい方
  • ワーケーションや長期滞在を検討している方
  • 家族やグループでゆったりとした部屋に泊まりたい方
  • 自由に食事の時間や場所を選びたい方
  • 新しいコンセプトのホテル体験を求める方

おすすめできない方

  • ホテル内で食事を済ませたい方
  • 大浴場や充実した館内施設を重視する方
  • 複数路線が利用できる駅を希望する方
  • 低価格での宿泊を最優先する方
  • ホテルステイそのものを目的とした豪華な旅行を求める方

Q&A:よくある疑問にお答えします

Q1: 宿泊料金はいくらくらいですか? A1: 2026年1月時点では、具体的な料金は公表されていません。新富町周辺のホテル相場は2名1泊8,000円〜20,000円程度ですが、デザイン性や広さを考慮すると、やや高めの設定になる可能性があります。公式サイトでの発表を待ちましょう。

Q2: 予約はいつから開始されますか? A2: 開業予定が2026年春のため、おそらく2026年初頭から予約受付が始まると予想されます。公式サイト(http://onoff.seven-garden.com/)をチェックすることをおすすめします。

Q3: 朝食は付いていますか? A3: 「泊まること」に特化したホテルのため、食事施設はない可能性が高いと考えられます。ただし、周辺には築地場外市場や銀座など、多数の飲食店があるため、食事の選択肢には困らないでしょう。

Q4: 駐車場はありますか? A4: 現時点では駐車場の有無について公式発表はありません。都心の小規模ホテルということを考えると、専用駐車場がない可能性もあります。車での来訪を検討されている方は、事前に確認することをおすすめします。

Q5: チェックイン・チェックアウトの時間は? A5: まだ公表されていませんが、一般的なホテルと同様、チェックイン15時、チェックアウト11時前後になると予想されます。詳細は公式発表を待ちましょう。

Q6: 子供連れでも大丈夫ですか? A6: 最大5名まで宿泊可能で、34㎡という広さがあるため、家族旅行にも対応できると考えられます。ただし、食事施設がない点や、静かな環境が求められる可能性があるため、小さなお子様連れの場合は周囲への配慮が必要かもしれません。

コラム:「トグル」という言葉に込められた意味

ホテル名に使われている「トグル(toggle)」という言葉について、少し掘り下げてみましょう。トグルとは本来、コンピューターの世界で使われる用語で、「二つの状態を交互に切り替えるスイッチ」のことを指します。ONとOFFを瞬時に切り替えられるトグルスイッチは、まさにこのホテルのコンセプトを象徴する言葉と言えるでしょう。

実は、東京には「toggle hotel suidobashi(トグルホテル水道橋)」という、同じく「トグル」をコンセプトに掲げたホテルが既に存在しています。こちらは「on/off, your style」をコンセプトに、全31種類もの異なるデザインの客室を持つカラフルで個性的なホテルとして知られています。

「HOTEL ON\OFF」と「toggle hotel suidobashi」は別の運営会社による施設ですが、どちらも「トグル=切り替え」というキーワードに注目している点が興味深いところです。これは、現代の旅行者やビジネスパーソンが求めているものが、単に「休む場所」でも「働く場所」でもなく、その両方を自在に切り替えられる柔軟な空間であることを示しているのかもしれません。

リモートワークの普及により、仕事と休暇の境界線が曖昧になりつつある今、「トグル」というコンセプトは時代の要請とも言えます。ホテルという空間が、単なる宿泊施設から、生活と仕事と遊びが融合する「サードプレイス」へと進化しつつあることを、この言葉は象徴しているのではないでしょうか。

トラベルライター”TAKA”の考察:これからのホテルの形

最後に、トラベルライターとしての私の視点から、「HOTEL ON\OFF」について考察してみたいと思います。

このホテルの最大の特徴は、「ライフスタイルホテル」という新しいカテゴリーに属しながらも、大規模な館内施設を持たず「泊まること」に特化している点にあると感じています。これは一見矛盾しているようですが、実は現代の旅行者のニーズを的確に捉えた戦略ではないでしょうか。

従来のライフスタイルホテルは、デザイン性の高さに加えて、バーやラウンジ、レストランといった共有スペースでの交流や体験を重視してきました。しかし「HOTEL ON\OFF」は、そうした賑やかな交流よりも、個人が自分のペースでONとOFFを切り替えられる「余白」の方を重視しているように思えます。

これは、コロナ禍を経て人々の価値観が変化したことと無関係ではないでしょう。密を避けたい、自分のペースを大切にしたい、でも質の高い空間で過ごしたい──そんな相反する欲求を、このホテルは巧みに満たそうとしているのです。

また、食事施設を持たないという選択も、築地・銀座という立地だからこそ成立する戦略と言えます。徒歩圏内に世界有数のグルメエリアがあるのに、わざわざホテル内で食事を完結させる必要はない。むしろ、街に出て地域の食文化を体験してもらうことで、滞在の質を高めようという意図が感じられます。

さらに注目すべきは、築地市場跡地の再開発というビッグプロジェクトとのタイミングです。2026年春の開業は、まさに築地エリアが大きく変貌し始める瞬間に立ち会えるということを意味します。変化する街の息吹を感じながら、自分のペースでONとOFFを切り替える──そんな体験は、このホテルでしか味わえない価値になるかもしれません。

全17室という小規模ながら、全室34㎡という贅沢な空間配分、細部まで行き渡る美意識、そして7gardenが築き上げてきた「一点モノのホテルづくり」のノウハウ。これらが組み合わさることで、「HOTEL ON\OFF」は単なる宿泊施設を超えた、新しい都市生活の拠点となる可能性を秘めていると、私は考えています。

開業前の現時点では、まだ多くの情報が明らかになっていませんが、その分、期待も膨らみます。東京の中心で、自分だけのONとOFFを見つける旅──そんな新しい体験が、2026年春、新富町で始まろうとしているのです。

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