沿線全体をホテルに見立てる地域活性化プロジェクト「沿線まるごとホテル」が、ニューズウィーク日本版 SDGsアワード「最優秀賞」受賞

~「地域課題賞」とのダブル受賞が決定~

沿線全体をホテルに見立てる地域活性化プロジェクト「沿線まるごとホテル」に取り組む「沿線まるごと株式会社」(本社:東京都西多摩郡奥多摩町、代表取締役:嶋田 俊平)は、ニューズウィーク日本版が主催するSDGsアワードの「最優秀賞」と「地域課題賞」の2部門において受賞しました。

「沿線まるごとホテル」プロジェクト

「沿線まるごとホテル」プロジェクトは、駅とその周辺の集落に点在する地域資源を”編集”し、地域全体を”一つのホテル”に見立てた世界観をつくりだすプロジェクトです。JR東日本の駅舎や鉄道施設などを「ホテルのフロント」として活用、沿線集落の古民家(空き家)を「ホテルの客室」に改修、さらには地域住民を「ホテルのキャスト」として接客・運営を行うことで、「沿線」を「まるごと」楽しめる「ホテル」の世界観を構築し、新たな滞在型観光及び、沿線の地域活性化を図るものです。

また、2024年5月にJR青梅線「鳩ノ巣駅」と「古里駅」の中間に、プロジェクトの中核拠点である「Satologue(さとローグ)」のレストランとサウナを開業、2025年5月には宿泊棟をオープンします。築130年以上の古民家を改装したこの施設を中心に、地域に住むスタッフが地域資源の魅力を活かしたさまざまな体験を、土地の記憶を語り継ぐ「語り部」としてお客様に提供し、訪れる方の「ふるさと」を感じる滞在体験を創出します。
「沿線まるごとホテル」プロジェクトでは、10,000人が1回訪れる場所ではなく、100人が100回再訪してくれる場所を目指し、関係人口の形成と持続可能な地域づくりを推進しています。

©︎Kazuhiko Hakamada

■「ニューズウィーク日本版」とSDGsアワード

国際ニュース週刊誌『Newsweek』は、1933年に米国で創刊され、その日本版は1986年に創刊されました。『ニューズウィーク日本版』は、世界のニュースを独自の視点で伝え、良質な情報と洞察力のある分析を提供するメディアとして広く認識されています。

近年では、日本版オリジナルの記事を大幅に増やし、国際的な視点を取り入れた多様な報道を展開。特に、中国や韓国をはじめとするアジア情勢の分析は、ビジネスパーソンや政府関係者、専門家からも高い評価を受けています。また、日本と世界の関係を独自の視点で捉える報道姿勢にも定評があります。

テレビや新聞、ネットニュースでは得られない深い分析や多角的な視点を提供することが、『ニューズウィーク日本版』の特徴とされています。

『ニューズウィーク日本版』が主催する「SDGsアワード」は、企業のSDGsに関する取り組みを単に報道するだけでなく、メディアとして持続可能な社会の実現に貢献することを目的として、2023年春に創設されました。

2024年のアワードには全国から68社が参加し、経済、環境、脱炭素、社会、地域課題の5部門に加え、新たに「学生部門賞」を設け、合計6つの部門で優れた取り組みが表彰されました。さらに、その中から最優秀賞が選出され、受賞企業の活動を世界へ発信することで、持続可能な未来に向けた取り組みの促進が図られています。

■各賞の選定理由と評価ポイント

●「最優秀賞」

少子高齢化で地域の活力維持が心配され、あるいは存続さえ危ぶまれる声もある中で、本取り組みは、地域の持続可能性と街づくりのあり方を考えるヒントにあふれていると考え、最優秀賞に選出した。空き家を有効活用するにとどまらず、沿線一帯をホテルやレストランという施設として総合的に考える発想の転換は、SDGsが求める「変革」を呼び起こすものとして大きな可能性を感じるところだ。今後はさらに、ネイチャーポジティブやエネルギーの脱炭素など、さらなる変革へ向けた取り組みを行うことで、日本から世界に発信できるモデルを作っていくことを期待したい。

●「地域課題賞」

一度泊まってみたいと思わせる魅力的なモデルだ。都市部へ人口が流出する地域において、人を呼び戻し、田舎の良さを再確認させる仕組みを、大型施設を作らずに実現している点が素晴らしい。自治体による補助金の活用や、家屋の修繕支援を通じて空き家の有効活用を増やすことで、地域を活性化できる可能性を示している。現状では宿泊費が高めに設定されているが、ホテルのブランディング戦略の一環とも考えられる。今後、例えば学生のゼミ合宿など、異なるカテゴリーや価格帯の宿泊プランを充実させることで、さらなる発展が期待できる。この取り組みは私鉄沿線でも応用可能であり、JRの他エリアでも導入を検討してもらいたい。

■代表及び役員のコメント

●沿線まるごと株式会社 代表取締役 嶋田 俊平
(株式会社さとゆめ 代表取締役CEO兼務)

本アワードの受賞を、プロジェクトに関わる皆で喜んでいます。SDGsの本質である、環境、社会、そして経済の持続性を一体的に実現すること、そのどれか一つでも疎かにしてしまうと我々の事業どころか、地域そのものが立ち行かなくなる。そう考えながら、コンセプトの着想から5年かけて、丁寧に事業を構築してきました。2025年5月には、いよいよ宿泊棟も開業し、全世界から沢山のお客様がお越しになります。本アワードに恥じないよう、全力で事業を運営してまいります。

●沿線まるごと株式会社 取締役 会田 均
(東日本旅客鉄道株式会社 八王子支社 地域共創部 マネージャー兼務)

東京の秘境の小さな里山で、持続可能な地域づくり・生きていく術を産学官地の皆で考え創ってきました。無人駅や空き家の活用、環境負荷の少ない移動手段(電車、電動トゥクトゥク等)、地のモノの食材利活用、奥多摩本来の自然のビオトープとサウナ、移住と雇用…等々。SDGsの要素は沢山散りばめられていますが、難しく考えるのではなく、身近な愛すべきものを愛するということを感じていただける場所になっていますので、里の一人となる体験を楽しみにしてSatologueへお越しください。来訪の皆さまとも共に、沿線地域がまるごと一つのホテルとなる世界を創っていきたいです。

■「沿線まるごとホテル」プロジェクトに携わる方々からのコメント(※順不同)

●Satologue設計:堀部 安嗣[ほりべやすし] 氏
(堀部安嗣建築事務所 代表)

戦後昭和は、急増する人口の受け皿として建築をはじめ多くの人口物を大量に作り続けました。しかし今は人口も減少して空き家率も4件に1件という状況で、あきらかに供給過多となっています。これからの建築に求められるのは、この数十年につくられた大量のストックを活かしてゆくことであり、傷めた自然を治癒してゆくことだと思います。

その考えで作ったこの建築を今回の受賞で高く評価いただいたことは大きな励みとなりました。

Satologueブランド設計:巽 奈緒子 氏
(株式会社グッドステップス 代表CEO)

このプロジェクトを通して一つの地域に長く関わる中で、名もなき風景に宿る情緒や、人とのたわいもない会話に何度となく癒され勇気づけられました。「定番観光スポット」でも「感動の絶景」でもなく、ただ地域のありのままのくらしやいとなみの中にある本質的な美しさに気づくことは、旅の醍醐味だと感じます。決してオーバーツーリズムを生むことなく、地域へのリスペクトを前提として、細く永くそして楽しく続いていくような人と地域の関係性が生まれるきっかけになればと願い、ブランド設計に携わりました。

●Satologueランドスケープデザイン:彌永 秀一 [やながしゅういち]氏
(株式会社 空庭 代表取締役)

山と川の狭間で自然の恵みを都市に送りながら育んできた歴史が奥多摩にはあります。多くの恵みを享受してきたことへのささやかな返礼のように、養魚場だった頃に使われていた敷地内の水路に再び水を流しながら人工物を自然に復していく試みをホテル内の庭で進めています。ここで滞在する事も労働する事も等しく自然への感謝を表現する場となる事を願っています。

●Satologueビオトープ造成協力:久保田 潤一 氏
(特定非営利活動法人 NPO birth 自然環境マネジメント部 部長)

今回の受賞は、時代の大きな変化を実感する瞬間となりました。これまで支える側にあった生物多様性などSDGsのテーマが、ついに主役として前面に立つ転換点を迎えたのだと思います。そして、その流れをSatologueはさらに力強く牽引していくと期待しています。この意義深いプロジェクトに関われて幸せです。

●Satologue沿線まるごとコンシェルジュ*:わさびブラザーズ 角井 仁 氏・角井 竜也 氏

この度はSDGsアワード2部門の受賞、誠におめでとうございます。     

活動初期から皆さまが協力してレストランや庭を作り上げる姿に感動し、この仕事に携われたことを誇りに思います。

奥多摩を表現した庭やわさび田の造成に関われたことを嬉しく思い、今後の展開や宿泊施設の計画も楽しみにしています。

*沿線まるごとコンシェルジュ:「沿線まるごとホテル」プロジェクトに賛同いただいた地域事業者

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000050855.html

●地域事業者:菅原 和利 氏
(株式会社東京・森と市庭 取締役)

大量生産・大量消費、超情報化社会の世の中において、「本当の豊かさとは何か」をゆっくり思考することができる場所が「沿線まるごとホテル」の魅力です。

人と人との温かなつながりを感じながら、不要な広告がない山里をゆっくりと歩くことで、何気ない風景に感動し、いつもの旅にはない地域との縁が紡がれていく。

私たちはそんな素敵な価値を育む皆さんを応援していきます。

©Daisuke Takashige

■「Satologue」宿泊棟開業記念 特別プラン ご予約受付中

2025年5月25日(日)の宿泊棟オープンを記念して、お得な開業記念特別プランをご用意しております。

<開業記念特別プラン>

奥多摩の自然・文化・歴史を五感で体験する「Satologue」の宿泊棟を、いち早くお得にご利用いただける「開業記念特別プラン」です。

・宿泊期間:2025年5月25日(日)~2025年8月31日(日)
・料金:ツイン 1名様 38,500円(税込)~ ※1室2名利用時/夕朝食・サウナ付き
・予約方法:2025年1月23日(木)14:00から下記URLにて受付開始
 
https://satologue.com/
・問い合せ先:admin@satologue.com


※料金は日にちによって変動します。
※定員に達し次第、本プランは終了となります。

 ©Daisuke Takashige

【沿線まるごと株式会社 会社概要】
全国で地方創生事業を手掛ける株式会社さとゆめが、JR東日本スタートアップ株式会社の展開する「JR東日本スタートアッププログラム2020」に応募し、「沿線まるごとホテル」の取り組みが採択されました。その後、JR東日本スタートアップ株式会社とともに、JR青梅線にて、沿線自治体(青梅市、奥多摩町、小菅村、丹波山村)や地域住民・事業者を巻き込んで、沿線に点在する空き家をホテル客室に改修し、沿線全体を一つのホテルに見立てる沿線活性化事業「沿線まるごとホテル」のサービス開発に取り組み、2021年2月~4月に実証実験を行いました。そして、実証実験が良好な成績・評価を得たことから、「沿線まるごとホテル」の事業化を始めとする、沿線活性化における様々な協業を積極的に推進するために、株式会社さとゆめとJR東日本の共同出資会社「沿線まるごと株式会社」を設立しました。
2023年9月には「第7回ジャパン・ツーリズム・アワード」において最高賞である「国土交通大臣賞」を含む2部門を受賞、2024年8月には「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2024」地域活性/モビリティ部門賞を受賞、同年12月には日経クロストレンドの「未来の市場をつくる100社【2025年度版】」に選出。

所在地:東京都西多摩郡奥多摩町棚澤390

代表者:代表取締役 嶋田俊平

設 立:2021年12月3日

URL : https://marugotohotel-omeline.com/

※本記事はプロモーションを含みます

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