- 2025-5-13
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伊豆大島は最悪?口コミから見えてくる島の真実とは
目次
皆さんこんにちは、旅行系WEBメディア「HOTTEL」の旅行記者TAKAです。今回は「伊豆大島は最悪?」という疑問について、できるだけ多くの旅行者の評判や口コミを参考にして調査し、わかりやすく簡単に解説します。伊豆大島に実際に行った方々の声から、この島の魅力と注意点を徹底分析しました。
伊豆大島とは?基本情報
伊豆大島は東京都に属する伊豆諸島最大の島で、東京から約120km、伊豆半島から約25kmの太平洋上に位置しています。活発な火山活動により形成された島で、中央には標高758mの活火山・三原山がそびえています。島の特徴として「日本ジオパーク」に認定されており、自然と大地の営みを学ぶことができる場所として知られています。
伊豆大島へのアクセス方法は主に2つあります。1つ目は東京・竹芝桟橋から出る東海汽船のフェリーで、大型客船(約6時間)と高速ジェット船(約1時間45分)の2種類があります。2つ目は調布飛行場から新中央航空の飛行機(約25分)を利用する方法です。
それでは、伊豆大島についての良い評判と悪い評判を詳しく見ていきましょう。
伊豆大島の良い点・メリット
1. アクセスの良さ
伊豆大島は東京から最も近い離島と言われています。高速ジェット船なら竹芝桟橋から最短1時間45分で到着するため、日帰り観光も可能です。また、夜に出発して朝に着く大型客船を利用すれば、仕事帰りに乗船し、翌朝から一日中島を楽しむこともできます。これは離島旅行としては非常に便利なアクセスと言えるでしょう。
2. 豊かな自然環境
伊豆大島は火山島ならではの独特の景観が魅力です。中央にそびえる三原山や、火山活動でできた裏砂漠、地層大切断面などは圧巻の自然の造形美を見せてくれます。また島内には約300万本の椿が自生しており、冬から春にかけては美しい椿の花が島を彩ります。世界各国から観光客が訪れる「椿まつり」も有名です。
ある旅行者は「島のいたるところに椿の花が咲いていてとてもきれいでした。島の西側からは海の向こうに伊豆半島や富士山や白い南アルプスの山並まで見えて壮観でした」と絶賛しています。
3. 温暖な気候
伊豆大島は周囲を海に囲まれているため、年間を通して寒暖差が小さく、都心に比べて夏は涼しく冬は暖かい気候が特徴です。年間の平均気温は約16.1℃で、6月から9月は平均気温が20℃を超える月も多く、マリンアクティビティには最適な環境と言えるでしょう。
4. 島のグルメ
伊豆大島ならではの名物グルメも大きな魅力です。特に「べっこう寿司」は、白身魚を島とうがらし醤油に漬けたピリッとした味わいの寿司で、その表面のてかり具合がウミガメの加工品であるべっこうに似ていることからこの名前が付いたと言われています。
また新鮮な地魚を使った料理や伊勢海老、「サビ」と呼ばれる「クロシビカマス」など、島ならではの海の幸も旅の楽しみです。
5. コンパクトな島の大きさ
伊豆大島は外周道路の長さが約46kmで、車で1時間ほどで一周できるコンパクトさが利点です。短時間の滞在でも島の主要な観光スポットを効率よく回ることが可能です。
伊豆大島のデメリット・悪い点
1. 虫問題
伊豆大島に関する口コミで最も多く挙げられるデメリットが「虫の多さ」です。特に注意が必要なのは以下の虫たちです。
- チャドクガ:椿の木に生息する毛虫で、その毛に触れると炎症を起こします。伊豆大島には椿が多いため、5〜6月と9〜10月の活発な時期は特に注意が必要です。
- ムカデ:島のムカデは本土のものより大きく、「蛇サイズのムカデ」と表現する口コミもあります。湿気を好むため家の中にも入ってくることがあり、咬まれると大きく腫れることもあるようです。
- その他の虫:蜘蛛やカエル、蛇なども多く、「梅雨時期に道路を埋め尽くすカエル」の光景に驚いたという声もあります。
ある移住者は「島は虫が多いと言いますが、大島は多いだけでなく、一匹ずつがとにかくデカい」と述べています。虫が苦手な方にとっては大きな欠点となるでしょう。
2. 気候の厳しさ
温暖な気候がメリットである一方で、以下のような気候の厳しさも指摘されています。
- 湿度の高さ:海に囲まれた島であるため湿度が高く、梅雨時期の洗濯物は乾きにくく、カビも発生しやすいと言われています。
- 潮風の影響:海からの潮風が強く、屋外の物に塩が付着したり、車の傷から錆びが進行したりするというデメリットがあります。
- 強風と雨の多さ:風速10メートル以上の日が年間平均122日(約3分の1)もあり、年平均降水量は約2800ミリで東京の約2倍と言われています。台風も年平均2〜3個が接近するようです。
3. 移動手段の制約
伊豆大島の移動手段には以下のような制約があります。
- レンタカーの台数制限:島内観光には便利なレンタカーですが、台数に限りがあるため、特に繁忙期は予約が取りにくいことがあります。
- 路線バスの本数:路線バスは島の外周道路の大部分をカバーしていますが、1時間に1便程度しかなく、夕方には終バスが出てしまうルートもあります。時間に縛られるため、自由な観光が難しいことがあります。
- レンタサイクルの体力問題:自転車での島巡りも人気がありますが、アップダウンの激しい区間もあり、体力が必要です。また、雨風の影響も受けやすいです。
ある観光客は「レンタカー利用の場合、駐車場があまりなくその点だけ不便でした」と指摘しています。
4. 設備の古さと衛生面
一部の宿泊施設や施設に関して、「年季の入っている建物が多く古くてカビ臭かったり少し不快に感じる事も多い」という声があります。また、「下水臭い」「シャワーが黒カビだらけ」といった衛生面での不満も見られます。
ただし、これは全ての施設に当てはまるわけではなく、「清潔感は私の中で伊豆大島No1!」と評価されている宿泊施設もあります。
おすすめの人・おすすめしない人
これまでの良い点と悪い点を踏まえて、伊豆大島がおすすめの人とおすすめできない人について考えてみましょう。
伊豆大島がおすすめな人
- 自然愛好家:火山や海、植物など、豊かな自然を楽しみたい方
- 地質・地形に興味がある方:日本ジオパークとして認定されている地形や地層を学びたい方
- グルメ旅行が好きな方:べっこう寿司や新鮮な海の幸を堪能したい方
- 短期間で離島体験をしたい方:日帰りや1泊2日でも十分に楽しめる近さが魅力
- ドライブが好きな方:レンタカーで島一周を楽しむのに最適な大きさです
- 虫や自然の厳しさに抵抗がない方:自然との共生を楽しめる方
伊豆大島をおすすめしない人
- 虫が苦手な方:特に大型の虫が多い夏場は注意が必要です
- 快適な設備にこだわる方:施設によっては設備が古いところもあります
- 交通の便の良さを重視する方:島内の移動は時間やレンタカーの予約状況に左右されます
- 天候に左右されない旅を望む方:フェリーの運航は天候に左右されやすいです
- 都会的な娯楽を求める方:ショッピングモールなどの施設はあまりありません
効果的な伊豆大島の楽しみ方
伊豆大島を最大限に楽しむためのアドバイスをいくつか紹介します。
1. 訪問時期の選択
伊豆大島は季節によって楽しみ方が変わります。
- 春(3〜5月):椿の花が最も美しい時期で、「椿まつり」も開催されます。ただし、5〜6月はチャドクガの活動が活発になるので注意が必要です。
- 夏(6〜8月):海水浴やマリンスポーツに最適な時期ですが、観光客も多くレンタカーの予約は早めに行いましょう。また虫も多い時期です。
- 秋(9〜11月):台風シーズンと重なる部分もありますが、比較的穏やかな天候の日も多く、観光には良い時期です。ただし9〜10月はチャドクガの第二の活動期なので注意が必要です。
- 冬(12〜2月):東京よりは暖かいものの、風が強く海が荒れることもあります。ただ、観光客は少なめで静かに島を楽しむことができます。
2. 移動手段の選択と予約
島内観光の効率を高めるために、移動手段は事前に考えておきましょう。
- レンタカー:最も自由度が高く、複数人で利用すれば経済的です。ただし特に7〜9月の繁忙期は早めの予約が必須です。
- 路線バス:1日乗車券(2,000円)を利用すると経済的です。時刻表を事前に調べて観光プランを立てておくと効率的です。
- レンタサイクル:健康的に島を巡りたい方におすすめですが、アップダウンもあるので体力に自信がある方向けです。
3. 虫対策
虫が多いというデメリットに対しては、以下のような対策が効果的です。
- 虫除けスプレーや長袖・長ズボンを持参する
- チャドクガの活動が活発な時期(5〜6月、9〜10月)は椿の木に近づかない
- ムカデ対策として部屋の隙間をチェックし、必要に応じて忌避剤を使用する
- クモなどの益虫は害はないので、共存の心構えを持つ
4. 天候への備え
伊豆大島は風が強く雨も多いため、天候への備えが重要です。
- フェリーやジェット船の運航情報を事前に確認する
- 折りたたみ傘や防風ジャケットなどの雨風対策グッズを持参する
- 日程に余裕を持たせ、天候による予定変更にも対応できるようにする
伊豆大島の人気観光スポット
伊豆大島には多くの魅力的な観光スポットがあります。以下にいくつか紹介します。
1. 三原山
島の中央にそびえる標高758mの活火山です。御神火様と称される三原山は、火口を間近で見ることができる貴重な体験ができるスポットです。山頂からの眺望も素晴らしく、晴れた日には富士山も見えると言われています。
2. 裏砂漠
火山活動によって形成された広大な砂漠のような景観が広がるエリアです。火山島ならではの独特の景観が楽しめ、火山と砂漠が共存する珍しい光景を見ることができます。
3. 地層大切断面
火山の噴火によって形成された地層が垂直に切り立った断崖で、地球の歴史を目の当たりにできるスポットです。日本ジオパークの見どころの一つでもあります。
4. 波浮港見晴台
江戸時代から栄えた港町・波浮港を一望できる見晴台です。風情ある港町の景観と青い海のコントラストが美しい場所として知られています。
5. 大島温泉 元町浜の湯
海を眺めながら入れる露天風呂が人気の温泉施設です。島の旅の疲れを癒すのに最適なスポットです。
伊豆大島のグルメスポット
伊豆大島で味わいたい名物料理とおすすめのお店を紹介します。
1. べっこう寿司
島とうがらし醤油に漬けた白身魚の寿司で、独特のピリッとした味わいが特徴です。島内の寿司店で味わうことができます。特に「寿し光」「港鮨」「大関寿司」などが人気のようです。
2. 島の地魚料理
黒潮の影響を受ける伊豆大島の周辺には豊富な魚種が生息しており、新鮮な地魚料理を堪能できます。「サビ」と呼ばれるクロシビカマスは「トロのような味わい」と評される島の高級魚です。
3. べっこう丼
べっこう寿司の丼ぶり版で、島とうがらし醤油による魚のヅケをたっぷりと楽しめる一品です。
伊豆大島の宿泊施設
伊豆大島には様々なタイプの宿泊施設があります。いくつか特徴的な施設を紹介します。
1. BookTeaBed IZUOSHIMA
元町港から徒歩圏内にあるスタイリッシュな宿で、併設のカフェスペースが居心地良いと評判です。モダンな雰囲気でリラックスできる空間を提供しています。
2. 民宿鳴海
空港から車で約3分、港からも車で約15分と便利な立地にある民宿です。「清潔感は私の中で伊豆大島No1!」との口コミもあり、特にマリンスポーツを楽しむ方におすすめされています。
3. 癒楽 伊豆大島
「スタッフさんの対応が最高です」「また大島に帰ってきたくなる、そんな宿です」と評価されている宿泊施設です。スタッフの温かいおもてなしが魅力のようです。
伊豆大島全体の評価
多くの口コミや評判を総合すると、伊豆大島は「最悪」というわけではなく、むしろ多くの魅力あふれる島と言えるでしょう。ただし、虫の多さや気候の厳しさ、移動手段の制約など、訪問前に知っておくべきデメリットも確かに存在します。
良い点としては、東京から近いアクセスの良さ、火山島ならではの独特の景観、温暖な気候、新鮮な海の幸、コンパクトな島の大きさなどが挙げられます。これらの利点は、特に自然愛好家や地質に興味がある方、グルメ旅行が好きな方にとっては大きな魅力となるでしょう。
一方で、チャドクガやムカデなどの虫の多さ、湿度の高さや潮風の影響、風が強く雨が多い気候、移動手段の制約、一部施設の古さなどは訪問前に理解しておきたいデメリットです。
しかし、これらのデメリットの多くは事前の準備や対策によって軽減することが可能です。また、季節によって状況も変わりますので、自分の好みや目的に合わせて訪問時期を選ぶことも重要です。
結論:伊豆大島は最悪?
「伊豆大島は最悪?」という問いに対する答えは「そんなことはない」というのが正直なところです。確かに虫や気候など不便な点はありますが、それ以上に島の魅力や楽しみ方が豊富にあります。
伊豆大島の魅力を最大限に引き出すためには、島の特性を理解し、自分に合った時期と過ごし方を選ぶことが大切です。自然の中で過ごすことの楽しさや厳しさを受け入れる心構えがあれば、伊豆大島は素晴らしい旅の思い出を作れる場所になるでしょう。
海に囲まれた火山島という独特の環境、東京からわずか1時間45分でアクセスできる利便性、そして新鮮な海の幸や温かい島民のおもてなし。これらを総合すると、伊豆大島は「最悪」どころか、むしろ「隠れた宝石」と呼べる魅力的な旅先と言えるのではないでしょうか。
最後に、旅行記者としてのアドバイスをひとつ。旅の楽しさは訪れる場所だけでなく、その場所との向き合い方にもあります。伊豆大島で過ごす時間が、皆さんにとって素晴らしい体験となることを願っています。
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