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ANA「トクたびマイル」とは?
サービスの概要
「トクたびマイル」は、ANAマイレージクラブ会員向けに提供される国内線特典航空券のディスカウントサービスです。通常は片道5,000マイルから必要なところ、対象路線に限り片道3,000マイルから交換できるのが最大の特長。2019年度に期間限定キャンペーンとして誕生し、好評を受けて2020年度からは毎週実施のレギュラープログラムになりました。公式ページでは“ふらっとおトクにマイルで旅に出かけよう”と紹介され、少ないマイルでも気軽に日本各地へ飛べる仕組みとして定着しています。公式解説
対象路線は毎週変わり、必要マイル数も3,000/4,000/5,000/6,500の4段階のみ。これまでマイル数が足りず断念していた人でも、自宅に眠るマイルを活用して週末旅行を実現しやすくなります。
通常特典との違い
- 必要マイル:通常5,000~が3,000マイル~
- 予約変更:期間内の同一区間のみ可
- 路線発表から搭乗まで最短9日間で完結
- 払い戻しには3,000マイルの手数料が必要(未使用時)特典航空券規約
「突発的に旅したい」「有効期限が迫るマイルを消化したい」という需要にぴったり噛み合う点が支持を集めています。
毎週のスケジュールを押さえよう
火曜12:00 路線発表
毎週火曜正午、ANA公式サイトとアプリで“今週のトクたびマイル”対象路線と必要マイル数が公開されます。昼休み中にチェックして、行き先を決めるのが定番です。今週のトクたびマイル
水曜0:00〜火曜23:59 予約・発券
発表翌日水曜から1週間、ANAウェブサイトまたはアプリで予約・発券が可能。搭乗日前日まで購入できるため、仕事の都合を見極めてから確定することもできます。
木曜〜翌水曜 搭乗期間
予約開始の翌日木曜から1週間が搭乗対象期間。たとえば11月11日(火)に路線発表された場合、11月13日(木)〜11月19日(水)が搭乗可能です。短いウインドーゆえに“思い立ったらすぐ”の行動がカギになります。
必要マイル数と路線の目安
週ごとの設定は変動しますが、おおまかな傾向は下記のとおりです。
※2025年2月6日搭乗分の公開例より抜粋スカイバジェット記事
- 3,000マイル:羽田〜秋田/富山、伊丹〜熊本、新千歳〜稚内 など
- 4,000マイル:羽田〜稚内/松山、伊丹〜那覇、中部〜長崎 など
- 5,000マイル:関西〜石垣 など(設定週のみ)
- 6,500マイル:那覇〜新潟 など(長距離線中心)
距離が短いほど3,000マイルが選ばれやすい一方、繁忙期や長距離路線は4,000~6,500マイルで設定されるケースが多めです。
予約・変更・払い戻しの注意点
- 予約変更は対象期間内かつ同一区間に限り1回可能
- 未使用で払い戻す場合は3,000マイル(または3,000円)を手数料として差し引き
- 区間変更・名義変更は不可
- プレミアムクラスへのアップグレード不可(別途有償なら当日空港で可能)
- ANA SKYコインや航空券購入時の加算マイル・プレミアムポイントはゼロ
取り消し手数料は通常特典航空券と共通ルールのため、キャンセル前提の“抑え予約”はマイルが目減りするので注意が必要です。
「トクたびマイル」を最大限活用するコツ
1. 路線発表直後に座席を押さえる
人気路線は水曜未明に即完売することも。0時ジャストにサイトへアクセスし、複数日を同時検索して空席を見つけましょう。
2. 片道発券で旅程を柔軟に
往復を同時に確保できなくても、片道だけトクたびマイルで発券し、もう片道は有償や通常特典にする“ハイブリッド構成”が効果的。
3. マイル有効期限の“かけこみ消化”に
期限切れ直前のマイルを救える最後の砦にもなります。余剰マイルが3,000〜4,000残っている場合、ギフト券よりも旅に変えてしまう方が満足度は高めです。
よくある質問(FAQ)
Q:家族分をまとめて予約できますか?
A:同一会員口座の家族特典として最大8名まで同時予約可能です。同行者も対象期間・対象路線であれば同額マイルで発券できます。
Q:プレミアムポイント(PP)は貯まりますか?
A:特典航空券扱いのためPP加算はありません。ステイタス修行には向きません。
Q:予約後に座席指定は可能?
A:通常の国内線予約と同様にANAウェブサイト・アプリで指定が可能。機材変更時は自動で近い席になる場合があります。
まとめ:期限切れマイルの救世主
ANA「トクたびマイル」は、・片道3,000マイルから ・毎週開催 ・短い予約&搭乗期間という3つの特徴で、マイル消化とマイクロツーリズムを後押ししてくれる施策です。ルールさえ押さえればリスクは小さく、うまく重ねれば年に数回は“タダ旅”を楽しめます。次の火曜12:00、ぜひ公式サイトをチェックして、気になる路線に飛び乗ってみてはいかがでしょうか。










