2025年12月1日にオープンする「神戸マリオットホテル」とは? メリットやデメリットなどHOTTELの記者がわかりやすく解説
旅行系WEBメディア「HOTTEL」のトラベルライター”TAKA”です。旅についての疑問や噂について真相をつきとめ、わかりやすく解説していますが、今回は、2025年12月1日に神戸市初のマリオットブランドホテルとして生まれ変わる「神戸マリオットホテル」について、予約方法から料金、設備、口コミまで徹底的にリサーチしました。このホテルは以前「ホテルクラウンパレス神戸」として営業していた施設が、マリオット・インターナショナルとHMIホテルグループの戦略的パートナーシップによってリブランドされるもので、JR神戸駅直結という抜群の立地と、全186室の客室、エグゼクティブラウンジやレストラン施設を備えた注目のホテルと言われています。果たして、本当に期待に応えられるホテルなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
結論:神戸駅直結の好立地に誕生する期待のマリオットホテル
まず結論から申し上げますと、神戸マリオットホテルは、JR神戸駅から徒歩2分(地下街経由で直結)という抜群のアクセスと、マリオットボンヴォイの会員特典が受けられる点が最大の魅力と言えるようです。旧ホテルクラウンパレス神戸の建物をリノベーションしたホテルのため、客室は全て改装されて新しくなっており、清潔感のある空間になっていると言われています。料金も比較的リーズナブルで、平日であれば1泊2万円前後から宿泊可能と見られており、神戸観光やビジネスの拠点として使いやすいホテルになりそうです。
ただし、建物自体は1992年にホテルニューオータニ神戸ハーバーランドとして開業した築30年超の建物をリブランドしたものであるため、廊下や一部共用部分には古さを感じる可能性があるようです。また、神戸の繁華街である三宮駅からはやや距離があり、新神戸駅からも離れているため、立地については好みが分かれるかもしれません。それでは、詳しく見ていきましょう。
神戸マリオットホテルの基本情報
神戸マリオットホテルは、兵庫県神戸市中央区東川崎町1-3-5に位置するホテルで、2025年12月1日にオープン予定と言われています。このホテルは、ホテルマネージメントインターナショナル(HMIホテルグループ)が運営するホテルクラウンパレス神戸が、マリオット・インターナショナルとの戦略的パートナーシップによってリブランドされるものです。
建物の歴史を遡ると、1992年に「ホテルニューオータニ神戸ハーバーランド」として開業した施設で、阪神・淡路大震災後の2009年に閉鎖された後、2012年7月にHMIホテルグループが建物を取得し「ホテルクラウンパレス神戸」として再開業したという経緯があるようです。つまり、建物自体は30年以上の歴史を持つシティホテルということになります。
今回のリブランドにあたっては、2025年5月26日から11月30日まで館内の改修工事が実施され、全客室がリノベーションされたと言われています。客室数は全186室で、スイートルームも含まれているようです。
アクセス抜群のJR神戸駅直結
神戸マリオットホテルの最大の魅力の一つが、そのアクセスの良さと言えるでしょう。JR神戸駅から地下街「デュオこうべ」を通じて徒歩約2分、地下鉄海岸線のハーバーランド駅からも直結、さらに神戸高速鉄道の高速神戸駅からもアクセスできるという、まさに駅直結の好立地にあるようです。
このエリアは「神戸ハーバーランド」と呼ばれるウォーターフロントの副都心で、ショッピングモール「umie(ウミエ)」や「モザイク」、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールなどの観光施設が徒歩圏内にあり、観光の拠点としても非常に便利な立地と言われています。
ただし、神戸の繁華街である三宮駅からはJR・地下鉄で1駅、新幹線が停車する新神戸駅からはやや距離があるため、これらのエリアを中心に観光する予定の方にとっては、やや不便に感じられる可能性もあるでしょう。とはいえ、JR神戸駅は大阪駅から約20分、三宮駅からも約5分という好アクセスですので、関西圏の移動拠点としては申し分ない立地と言えそうです。
予約方法は公式サイト・アプリ・電話の3通り
神戸マリオットホテルの予約方法は、マリオットボンヴォイの公式サイト、公式アプリ、そして電話予約の3つの方法があると言われています。
マリオットボンヴォイの公式サイトまたはアプリから予約する場合は、まずマリオットボンヴォイの無料会員登録を行う必要があるようです。会員登録は、マリオット公式サイトから氏名、メールアドレス、パスワードなどの基本情報を入力するだけで簡単に完了すると言われています。
予約の手順としては、まずマリオット公式サイトやアプリで「神戸マリオットホテル」を検索し、宿泊日程、人数を入力して検索します。この際、「ポイント/アワードを使用する」にチェックを入れると、ポイント宿泊や無料宿泊特典での予約も可能になるようです。検索結果から希望の部屋タイプとプランを選択し、予約内容を確認して「今すぐ予約」をクリックすれば予約完了となると言われています。
電話での予約を希望される場合は、マリオットの予約センター(一般会員:0120-925-659、ゴールドエリート以上:0120-925-759)に電話をかけて、オペレーターに予約を依頼することができるようです。電話予約の場合は、オペレーターと直接会話しながら予約できるため、不明点をその場で確認できるというメリットがあると言われています。
ちなみに、添い寝の子供を含む予約の場合は、Web予約では大人の人数のみで予約を完了させた後、ホテルに直接電話して子供の追加を連絡する必要があるようです。これは、マリオットの予約システムの仕様によるもののようで、やや手間がかかりますが、マリオット系列ホテルでは多くの場合、小学生までの子供は添い寝無料となっているようです。
気になる宿泊料金は平日1万8千円前後から
神戸マリオットホテルの宿泊料金について、実際に宿泊された方のブログや予約サイトの情報を見てみると、平日の素泊まりで1泊1万8千円前後から、朝食付きで2万円前後からという価格帯になりそうです。
お盆や年末年始などの繁忙期には、朝食付きで1泊2万8千円程度になることもあるようですが、ゴールデンウィークやお盆の時期でもまだ比較的予約が取りやすく、料金も他の都市部のマリオットホテルと比較すると良心的な価格設定と言われています。
ポイント宿泊の場合は、必要ポイント数がまだ公式には発表されていないようですが、同じくHMIグループがマリオットにリブランドする予定の他のホテルの情報から推測すると、オフピークで2万ポイント前後、スタンダードで3万ポイント前後、ピーク時で4万ポイント前後になる可能性があると言われています。
マリオットボンヴォイの会員であれば、宿泊やレストラン利用でポイントを貯めることができ、貯まったポイントで無料宿泊も可能になるため、マリオット系列ホテルを頻繁に利用される方にとっては、非常にお得に宿泊できる可能性があるでしょう。
支払い方法は現地決済と事前決済から選択可能
神戸マリオットホテルの支払い方法については、マリオット系列ホテルの一般的な支払い方法が適用されると考えられます。
まず、クレジットカード決済が基本となり、VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなどの主要な国際ブランドが利用可能と言われています。支払いのタイミングとしては、現地決済(チェックアウト時に支払い)と事前決済(予約時にクレジットカードで支払い)の2つのパターンがあるようです。
現地決済の場合は、予約時にクレジットカード情報を登録しますが、実際の決済はチェックアウト時に行われます。これにより、宿泊直前まで予約の変更やキャンセルが可能になり、柔軟な旅行計画が立てられるというメリットがあると言われています。
一方、事前決済のプランは、予約時に宿泊料金を全額クレジットカードで決済する代わりに、通常の料金よりも割安になることが多いようです。ただし、事前決済プランの場合は、予約変更やキャンセルができない、またはキャンセル料が高額になる可能性があるため、旅行日程が確定している場合に限って利用するのが賢明でしょう。
また、マリオットボンヴォイのポイントを使った宿泊や、マリオットボンヴォイアメックスカードの無料宿泊特典を使った宿泊も可能と考えられます。ポイント宿泊の場合は、宿泊日の2日前までキャンセルが可能で、キャンセル時にはポイントが返還されるため、安心して予約できると言われています。
現金での支払いについては、チェックイン当日の現地決済の場合のみ対応している可能性がありますが、基本的にはクレジットカードでの支払いが推奨されているようです。
全186室の客室は全面改装で清潔感あふれる空間に
神戸マリオットホテルの客室は全186室で、2025年5月から11月にかけて全室がリノベーションされたと言われています。旧ホテルクラウンパレス神戸時代の客室情報や、実際に改装後の部屋に宿泊された方のレビューによると、客室タイプはツインルーム、キングルーム、デラックスツイン、スイートルームなど複数のタイプが用意されているようです。
スタンダードな客室は26平米程度とマリオットブランドとしてはやや小さめですが、改装によって新しい家具や設備が導入され、清潔感のある空間になっていると評価されているようです。ベッドは全室シモンズ製のマットレスを使用しており、快適な睡眠が期待できると言われています。
客室設備としては、60インチ以上の大型テレビ(YouTube視聴可能)、無料Wi-Fi、冷蔵庫、電気ケトル、セーフティボックス、エアコン、温水洗浄トイレなどが完備されているようです。アメニティも充実しており、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシ、ひげ剃り、ヘアドライヤーなどが用意されていると言われています。
ただし、建物の構造上、窓が小さい部屋があったり、廊下に古さを感じる部分があるという口コミも見られます。これは建物が1992年築である影響と考えられますが、客室内部は全面改装されているため、部屋の中では快適に過ごせるようです。
眺望については、浜側(神戸港側)と山側(六甲山側)があり、浜側の部屋でもビルが正面にあるため、必ずしも美しい港の景色が見られるわけではないようです。夜景を楽しみたい場合は、山側の高層階を予約すると良いかもしれません。
エグゼクティブラウンジ「M Club」でワンランク上の滞在を
神戸マリオットホテルには、17階にエグゼクティブラウンジ「M Club」が設置されると言われています。このラウンジは、エグゼクティブフロア宿泊者や、マリオットボンヴォイのプラチナエリート会員以上が利用できる特別な空間のようです。
エグゼクティブラウンジでは、時間帯によって様々なサービスが提供されると考えられます。一般的なマリオットブランドのクラブラウンジでは、朝食サービス、アフタヌーンティー、イブニングカクテルタイム(オードブルとアルコール飲料の提供)などが用意されることが多く、神戸マリオットホテルでも同様のサービスが期待できるでしょう。
ラウンジの座席数は52席と発表されており、港や市街地の景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごせる空間になっていると言われています。マリオットボンヴォイのプラチナエリート会員以上であれば、通常のスタンダードルームを予約していても、空室状況によってエグゼクティブフロアへのアップグレードが受けられる可能性があり、その場合はラウンジを無料で利用できるため、大変お得と言えるでしょう。
レストランは3つ、多彩な食事が楽しめる
神戸マリオットホテルには、3つのレストラン施設が用意されていると発表されています。
まず、17階には「GRILL TABLE with SKY BAR」(グリルテーブル ウィズ スカイバー)というオールデイダイニングがあり、130席の広々とした空間で、朝食からディナーまで楽しめるようです。高層階に位置するため、神戸の街並みや港を眺めながら食事ができる、眺望の良いレストランと言われています。
1階には「ハーバーカフェ」というロビーラウンジがあり、76席でカフェタイムやカジュアルな食事が楽しめるようです。
地下1階には中国料理レストラン「マンダリンコート」があり、108席で本格的な中華料理が提供されると言われています。このレストランは2025年11月1日にリニューアルオープンしており、改装されたばかりの綺麗な空間で食事が楽しめるようです。
旧ホテルクラウンパレス神戸時代の朝食については、和洋折衷のビュッフェスタイルで、神戸名物の「ぼっかけ」や明石市の名物「明石焼」なども提供されていたという口コミがあります。マリオットブランドになってからも、地元の食材を活かした魅力的な朝食が期待できるでしょう。
マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員以上であれば、朝食が無料または割引になる特典があるため、会員の方にとっては大変お得と言えます。
スパ・フィットネス施設も完備
神戸マリオットホテルには、7階に「THE CLUB & SPA」という施設があり、2025年11月1日にリニューアルオープンしたと言われています。この施設には、フィットネスジムやスパ施設が含まれているようです。
旧ホテルクラウンパレス神戸時代には、女性用21mと男性用15mの大浴場があったという情報があり、リニューアル後も同様の設備が利用できる可能性があります。宿泊者は有料(大人800円、小学生500円、幼児無料)で利用できると言われています。
フィットネスジムには最新のトレーニングマシンが設置されており、宿泊者は無料で利用できるケースが多いようです。マリオットボンヴォイの上級会員であれば、より充実した設備を利用できる可能性もあるでしょう。
ただし、神戸市内で同じマリオット系列の「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」には天然温泉「濱泉」があり、宿泊者は無料で利用できるため、温泉を楽しみたい方にとっては神戸ベイシェラトンの方が魅力的かもしれません。
マリオットボンヴォイ会員特典が最大のメリット
神戸マリオットホテルの最大のメリットは、やはりマリオットボンヴォイの会員特典が受けられることでしょう。マリオットボンヴォイは、世界8,800以上のホテルで利用できるロイヤリティプログラムで、宿泊するたびにポイントが貯まり、無料宿泊やアップグレードなどの特典が受けられるシステムです。
具体的な会員特典としては、以下のようなものがあります。
一般会員(シルバーエリート)の特典
- 宿泊料金100円につき10ポイント獲得
- 会員限定料金での予約
- 無料Wi-Fi
ゴールドエリート会員の特典
- 25%のボーナスポイント
- 14時までのレイトチェックアウト(空室状況による)
- 客室アップグレード(空室状況による)
- ウェルカムギフト(ポイントまたは朝食から選択)
プラチナエリート会員以上の特典
- 50%のボーナスポイント
- 16時までのレイトチェックアウト(空室状況による)
- スイートルームを含む客室アップグレード(空室状況による)
- 無料朝食(同伴者1名まで)
- エグゼクティブラウンジ利用(同伴者1名まで)
プラチナエリート以上の会員であれば、朝食無料とラウンジ利用だけで1泊あたり5,000円以上の価値があると考えられますので、マリオット系列ホテルを年間数回利用される方にとっては、非常にお得なプログラムと言えるでしょう。
また、マリオットボンヴォイアメックスカードを保有していれば、カード決済でポイントが貯まりやすく、年間一定額以上の利用で無料宿泊特典も獲得できるため、マリオット系列ホテルをよく利用される方には大変おすすめです。
駐車場は有料、1泊1,000円で利用可能
車でアクセスされる方にとって気になるのが駐車場の情報でしょう。神戸マリオットホテルには、ホテル建物内に地下駐車場があり、宿泊者は1泊1,000円で利用できると言われています。
駐車場の営業時間は24時間で、車高制限は2m程度のようです。2mを超える車両の場合は、ドアマンに相談すれば別の駐車場を案内してもらえる可能性があります。
レストランやバーの利用で駐車する場合は、時間制の料金(最初の1時間400円、以降30分ごとに200円)がかかりますが、上限料金が設定されており、午前7時から深夜0時までは900円、深夜0時から午前7時までは1,000円が上限となっているようです。
ハーバーランドエリアには他にも有料駐車場が複数あるため、ホテルの駐車場が満車の場合でも、近隣の駐車場を利用することができるでしょう。
周辺観光施設へのアクセスも便利
神戸マリオットホテルの立地する神戸ハーバーランドエリアは、観光スポットが集まる人気のエリアです。ホテルから徒歩5分圏内には、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール、ショッピングモール「umie」、モザイク、神戸煉瓦倉庫などがあり、家族連れでも楽しめるエリアと言えるでしょう。
徒歩10分程度で、メリケンパークや神戸ポートタワー、神戸海洋博物館、BE KOBEモニュメントなどの神戸を代表する観光スポットにもアクセスできます。2024年には「átoa(アトア)」という都市型水族館もオープンしており、新しい観光スポットとしても注目されているようです。
神戸の繁華街である三宮エリアには、JRまたは地下鉄で1駅約5分、旧居留地や南京町(神戸中華街)、北野異人館街などへも20分程度でアクセスできるため、神戸観光の拠点としても申し分ない立地と言えます。
また、大阪方面へのアクセスも良好で、JR神戸駅から大阪駅まで約20分、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)へも乗り換え1回で約50分程度でアクセスできるため、大阪観光の拠点としても利用できるでしょう。
気になる口コミや評判は?
神戸マリオットホテルはまだオープン前のため、マリオットブランドとしての口コミはありませんが、前身のホテルクラウンパレス神戸の口コミやレビューを見てみると、全体的には好意的な評価が多いようです。
良い口コミとして多かったもの
- JR神戸駅から地下街で直結しており、雨の日でも濡れずにアクセスできる
- 駅前の立地で周辺にショッピングモールやコンビニ、レストランが多く便利
- 部屋が広くて清潔感がある
- リノベーションされた客室は新しくて快適
- スタッフの対応が丁寧で親切
- 朝食のメニューが豊富で美味しい
- 12時チェックアウトのプランがありゆっくりできる
一方で、気になる口コミもいくつか見られました
- 建物が古く、廊下や一部共用部分に古さを感じる
- 窓が小さい部屋がある
- 浴室が古い(リノベーションされていない部屋の場合)
- 朝食会場が混雑していて長時間待たされることがある
- ベッド周りのコンセントの位置が使いづらい
マリオットブランドにリブランドされることで、サービスレベルや設備がさらに向上することが期待されますが、建物自体の構造は変わらないため、古さを感じる部分は残る可能性があるでしょう。
デメリットや注意点も理解しておこう
神戸マリオットホテルにはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットや注意点もあると考えられます。
建物の古さ 前述の通り、建物自体は1992年築の30年以上前のものであるため、客室内は全面改装されていても、廊下や一部共用部分には古さを感じる可能性があります。最新の高級ホテルのような洗練された雰囲気を期待される方には、やや物足りなく感じられるかもしれません。
三宮駅や新神戸駅からはやや距離がある 神戸の中心である三宮エリアや新幹線が停車する新神戸駅からは、電車で数駅離れているため、これらのエリアを中心に観光される方にとっては、やや不便に感じられる可能性があります。
温泉施設がない 同じ神戸市内のマリオット系列ホテルである「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」には天然温泉があり、宿泊者は無料で利用できますが、神戸マリオットホテルには温泉施設がないようです。温泉を楽しみたい方にとっては、この点がデメリットとなるでしょう。
朝食会場の混雑 旧ホテルクラウンパレス神戸時代の口コミを見ると、週末や祝日の朝食会場が非常に混雑し、1時間以上待たされることもあったという情報があります。マリオットブランドになって運営が改善される可能性はありますが、繁忙期に宿泊される場合は早めの時間帯に朝食を取ることをおすすめします。
客室の広さ スタンダードな客室は26平米程度と、マリオットブランドとしてはやや小さめです。広々とした部屋を希望される場合は、デラックスルームやスイートルームを予約すると良いでしょう。
こんな方におすすめ!
神戸マリオットホテルは、以下のような方に特におすすめと言えるでしょう。
マリオットボンヴォイの会員の方 プラチナエリート以上の会員であれば、朝食無料、ラウンジ利用、客室アップグレードなどの充実した特典が受けられるため、大変お得に宿泊できます。マリオットボンヴォイのポイントを貯めている方にとっても、ポイント宿泊の選択肢として魅力的なホテルと言えるでしょう。
神戸ハーバーランドエリアで観光される方 アンパンマンミュージアム、umie、メリケンパーク、ポートタワーなど、ハーバーランドエリアの観光スポットへのアクセスが抜群に良いため、このエリアを中心に観光される方にとっては理想的な立地と言えます。
JR利用で神戸や大阪を観光される方 JR神戸駅直結という立地のため、大阪方面への移動が非常に便利です。大阪・神戸両方を観光する予定の方や、新幹線で神戸を訪れる方にとって使いやすいホテルでしょう。
コストパフォーマンス重視の方 平日1万8千円前後から宿泊でき、マリオットブランドとしては比較的リーズナブルな料金設定となっています。駅直結で立地も良く、コストパフォーマンスを重視される方にはおすすめです。
こんな方には向かないかも
一方で、以下のような方にはあまりおすすめできない可能性があります。
最新の高級ホテルを希望される方 建物自体が30年以上前のものであるため、最新の高級ホテルのような洗練された雰囲気や最新設備を期待される方には、やや物足りなく感じられる可能性があります。
温泉を楽しみたい方 神戸マリオットホテルには温泉施設がないため、温泉を楽しみたい方には、天然温泉を完備している「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」の方がおすすめです。
三宮や新神戸エリアを中心に観光される方 三宮や新神戸エリアを中心に観光される予定の方にとっては、JR神戸駅はやや離れた位置にあるため、これらのエリアに近いホテルを選ぶ方が便利かもしれません。
広々とした客室を希望される方 スタンダードルームは26平米とやや小さめのため、広々とした部屋でゆったり過ごしたい方には、デラックスルーム以上を予約されることをおすすめします。
よくある質問Q&A
Q1. 神戸マリオットホテルのチェックイン・チェックアウト時間は?
A. 標準的なチェックイン時間は15時、チェックアウト時間は12時となっているようです。マリオットボンヴォイのプラチナエリート会員以上であれば、空室状況によって16時までのレイトチェックアウトが可能になる場合があります。
Q2. キャンセル料はいつから発生しますか?
A. 一般的なマリオット系列ホテルでは、チェックイン日の2日前まで無料でキャンセルできることが多いようです。ただし、プランによってはキャンセルポリシーが異なる場合があるため、予約時に必ず確認することをおすすめします。
Q3. 子供の添い寝は可能ですか?
A. マリオット系列ホテルでは、多くの場合小学生以下の子供は添い寝無料となっているようです。神戸マリオットホテルでも同様のポリシーが適用されると考えられますが、詳細はホテルに直接確認されることをおすすめします。
Q4. ペットと一緒に宿泊できますか?
A. マリオット公式サイトの情報によると、神戸マリオットホテルはペット不可と記載されているようです。ペットと一緒に旅行される場合は、ペット可のホテルを探す必要があるでしょう。
Q5. 近くにコンビニはありますか?
A. ホテルが入っているビル内またはすぐ隣のビルにファミリーマートやその他のコンビニがあると言われているため、非常に便利です。
Q6. 荷物を預けることはできますか?
A. チェックイン前やチェックアウト後でも、フロントで荷物を預かってもらえることが一般的です。神戸観光の前後に荷物を預けて観光することが可能でしょう。
Q7. Wi-Fiは無料ですか?
A. マリオットボンヴォイ会員であれば、無料Wi-Fiが利用できます。会員登録は無料ですので、事前に登録しておくことをおすすめします。
トラベルライター”TAKA”の考察と意見
さて、ここまで神戸マリオットホテルについて様々な情報をお伝えしてきましたが、最後に私トラベルライター”TAKA”の独自の視点から、このホテルについての考察と意見を述べさせていただきたいと思います。
まず、神戸マリオットホテルの最大の特徴は、やはり「リブランドホテル」であるという点だと感じています。1992年にホテルニューオータニとして開業し、その後2012年にホテルクラウンパレス神戸として再出発、そして2025年に神戸マリオットホテルとして三度目の転生を遂げるこのホテルは、まさに神戸の歴史とともに歩んできたホテルと言えるでしょう。
30年以上の歴史を持つ建物をマリオットブランドとしてリブランドするという試みは、非常に興味深いものがあります。全客室を改装し、新しい家具や設備を導入することで、古い建物に新しい命を吹き込むというアプローチは、サステナビリティの観点からも評価できると思います。建物を解体して新築するのではなく、既存の建物を活かしながら現代のニーズに合わせてアップデートしていくという姿勢は、これからのホテル業界においても重要なトレンドになっていくのではないでしょうか。
ただし、このアプローチには課題もあります。客室内部をいくら綺麗に改装しても、建物の基本構造や共用部分の雰囲気は変えることが難しく、どうしても古さを感じさせる部分が残ってしまう可能性があります。実際に、旧ホテルクラウンパレス神戸の口コミを見ると、廊下の古さや窓の小ささを指摘する声も見られました。
しかし、私はこれを必ずしもネガティブには捉えていません。確かに、ザ・リッツ・カールトン日光やブルガリホテル東京のような最新の超高級ホテルと比較すれば、施設の新しさや洗練度では及ばないかもしれません。しかし、神戸マリオットホテルには、30年以上の歴史を持つ建物ならではの重厚感や落ち着きがあり、それがむしろ魅力となる可能性があると感じています。
また、マリオットブランドとしてのサービスレベルや運営ノウハウが導入されることで、ホテルの価値は大きく向上すると期待しています。マリオット・インターナショナルは世界最大級のホテルチェーンであり、長年培ってきた顧客満足度向上のノウハウがあります。HMIホテルグループとのパートナーシップによって、日本式のきめ細やかなサービスとマリオット流のグローバルスタンダードが融合すれば、非常に魅力的なホテルになる可能性があるでしょう。
立地面では、JR神戸駅直結という点が非常に大きなアドバンテージだと感じています。神戸は三宮が中心と思われがちですが、神戸駅周辺のハーバーランドエリアは、観光スポットが集中しており、家族連れにも人気のエリアです。特に、アンパンマンミュージアムがあることは、小さなお子様連れのファミリーにとって大きな魅力となるでしょう。また、大阪や姫路、岡山方面へのアクセスも良好で、関西広域の観光拠点としても優れた立地と言えます。
料金面では、平日1万8千円前後からというのは、マリオットブランドとしては非常にリーズナブルと感じます。東京や大阪の都心部のマリオット系列ホテルでは、平日でも3万円以上することが珍しくありませんので、神戸マリオットホテルのコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。特に、マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上の会員であれば、朝食無料とラウンジ利用だけで5,000円以上の価値がありますので、実質的には1万円前後の価値でマリオットブランドのホテルに宿泊できる計算になります。
ポイント宿泊についても、おそらく2万ポイント台から利用できると予想されますので、マリオットボンヴォイのポイントを貯めている方にとっては、非常に使いやすいホテルになると思います。東京のマリオット系列ホテルでは5万ポイント以上必要なことも多いため、神戸マリオットホテルはポイント宿泊の選択肢としても魅力的です。
一方で、神戸市内には同じマリオット系列の「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」があり、こちらは天然温泉を完備していることが大きな魅力となっています。神戸マリオットホテルには温泉施設がないため、温泉を楽しみたい方にとっては神戸ベイシェラトンの方が魅力的かもしれません。ただし、神戸ベイシェラトンは六甲アイランドという人工島に位置しており、神戸の中心部からはやや離れているため、観光の拠点としては神戸マリオットホテルの方が便利と言えるでしょう。
つまり、神戸市内でマリオット系列ホテルを選ぶ際には、温泉重視であれば神戸ベイシェラトン、立地と観光の便利さ重視であれば神戸マリオットホテル、という使い分けができると考えられます。どちらも一長一短があり、旅行の目的や好みによって選択すれば良いでしょう。
最後に、神戸マリオットホテルは2025年12月1日のオープンということで、まさに今、新しいスタートを切ろうとしています。オープン直後はまだ運営が完全に安定していない可能性もありますが、逆に言えば、オープン記念のお得なプランやプロモーションが提供される可能性もあります。また、オープン直後は予約も比較的取りやすいと予想されますので、マリオット系列ホテルがお好きな方は、早めに予約して新しいホテルを体験してみるのも良いのではないでしょうか。
神戸という美しい港町に、新たなマリオットブランドのホテルが誕生することは、神戸の観光業界にとっても、マリオットファンにとっても、大きな意味があると感じています。歴史ある建物が新しいブランドとして生まれ変わり、これからどのような進化を遂げていくのか、今後の発展が非常に楽しみです。
皆様もぜひ、神戸マリオットホテルに宿泊して、その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。神戸の美しい港の風景、異国情緒あふれる街並み、そして美味しい神戸グルメとともに、素晴らしい旅の思い出を作っていただければと思います。
以上、トラベルライター”TAKA”がお届けした、神戸マリオットホテルの徹底解説でした。皆様の旅行計画のお役に立てれば幸いです。良い旅を!











