オリックスの新しいホテルブランド「CROSS Suites(クロススイーツ)」とは? メリットやデメリットなどHOTTELの記者がわかりやすく解説
旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。2025年12月4日にオリックス・ホテルマネジメント株式会社が正式発表した、ORIX HOTELS & RESORTSの新ブランド「CROSS Suites(クロススイーツ)」についてです。このブランドは、既存の「CROSS HOTEL(クロスホテル)」「CROSS Life(クロスライフ)」に続くシスターブランドとして誕生し、2026年夏に第一号施設「クロススイーツ東京浅草」が開業予定となっています。インバウンド需要の高まりや、旅行スタイルの多様化が進む中で注目を集めるこの新しいアパートメントホテルブランドについて、施設の特徴から料金、予約方法、メリット・デメリットまで、私TAKAが徹底的にリサーチした内容をお届けします。
結論:CROSS Suitesは「暮らすように旅する」新しい宿泊体験を提供するアパートメントホテル
まず結論からお伝えすると、CROSS Suites(クロススイーツ)は、キッチンやランドリーを備えた中長期滞在向けのアパートメントホテルであり、最大6名まで宿泊可能な客室を揃え、家族旅行やグループ旅行に最適化された新しいスタイルの宿泊施設と言えるでしょう。ブランドプロミスとして掲げる「Cross Paths, Share Stories」というコンセプトのもと、ゲスト同士の交流やローカル体験を重視した独自のホスピタリティを提供することを目指しているようです。
このブランドが生まれた背景には、近年急増しているインバウンド需要と、旅行者の滞在スタイルの変化があると考えられます。従来の「ホテルは泊まるだけの場所」という概念を超え、地域と深くつながりながら、自宅のようにリラックスして過ごせる滞在体験を求める旅行者が増えているのです。特に家族連れや友人グループでの旅行では、複数の部屋を予約する必要がなく、広々とした一つの空間でみんなが一緒に過ごせることが大きな魅力となります。
CROSS Suitesとはどんな宿泊施設なのか
運営会社「ORIX HOTELS & RESORTS」について
CROSS Suitesを運営するオリックス・ホテルマネジメント株式会社は、オリックスグループの運営事業を担う会社として、国内28施設の多種多様な旅館・ホテル、研修施設の運営を行っています。ORIX HOTELS & RESORTSは同社の旅館・ホテル運営事業ブランドであり、「また行きたい、と思っていただける場所。」をブランドコンセプトに掲げています。
現在のブランドポートフォリオは、ラグジュアリー、アップスケール、ミッドスケール、カジュアルの4つのカテゴリーに分かれており、北は北海道から南は福岡、大分まで、計6ブランドにて15の旅館・ホテルを展開しています。具体的には、ラグジュアリーカテゴリーの「佳ら久(からく)」、アップスケールの「杉乃井ホテル」、ミッドスケール・ライフスタイルブランドの「CROSS HOTEL」「CROSS Life」、そして今回新たに加わった「CROSS Suites」といったラインナップとなっています。
CROSS Suitesのブランドコンセプト
CROSS Suitesは、「滞在そのものが出会いと発見の体験となるホテル」を目指しています。ブランドコンセプトには3つの柱があり、それぞれが独自の価値を提供することを約束しています。
【Live Life Local】 ホテルを拠点として、ゆっくり深く地域の人や食・文化とつながることを大切にしています。長期滞在だからこそできる「地域の楽しみ・つながり」を重視し、単なる観光では味わえないディープな地域体験を提供することを目指しているようです。浅草という約1400年の歴史を持つ地域において、「知る人ぞ知る地域体験」をお届けするというコンセプトは、まさにこの考え方を体現したものと言えるでしょう。
【Spark Encounters】 旅の日々をより楽しくするイベントなど、偶然の出会いや工夫に満ちた心躍る滞在を提供することを目標としています。後述するラウンジ「Hang Out @CROSS Suites」では、ゲスト同士が参加できるイベントを定期的に開催する予定となっており、世界各国から集まるゲストとの新たな出会いやコミュニケーションが生まれる仕掛けが用意されるとのことです。
【Initiative+】 滞在中、ホテルクルーは単なるサービス提供者ではなく、「仲間のような存在」としてゲストに接することを目指しています。ゲストへの自発的なコミュニケーションを「ポジティブなおせっかい」という形でお届けするという姿勢は、従来のホテルサービスとは一線を画すものと言えるでしょう。この考え方は、兄弟ブランドである「CROSS HOTEL」でも「COUNT ON US(思いがけないおもてなし)」として実践されており、口コミでも「スタッフの対応が親切」「丁寧な接客」と高い評価を得ているようです。
クロススイーツ東京浅草の施設詳細
立地とアクセス
第一号施設となる「クロススイーツ東京浅草」は、東京都台東区浅草2丁目33番7号に位置し、2026年夏に開業予定です。浅草は東京を訪れるインバウンド観光客の約47%が訪れる人気エリアであり、浅草寺の門前町として約1400年もの歴史を持つ地域です。
浅草へのアクセスは非常に便利で、東武スカイツリーライン、銀座線、都営浅草線、つくばエクスプレスの4路線が乗り入れています。羽田空港からも乗り換えなしで1時間以内でアクセスでき、成田空港からのアクセスも良好です。雷門までは各駅から徒歩約5分程度で到着でき、浅草寺や仲見世通り、東京スカイツリーなどの観光スポットへも徒歩圏内という好立地となっています。
客室タイプと特徴
クロススイーツ東京浅草は全78室を備え、2名から最大6名まで宿泊可能な11種類の部屋タイプを用意しています。具体的な客室構成は以下の通りです。
- スタンダードルーム:7室
- スーペリアルーム:17室
- スーペリアルーム(アクセシブルタイプ):1室
- スーペリアトリプルルーム:5室
- デラックストリプルルーム:20室
- デラックスファミリールーム:4室
- ジュニアスイートルーム:5室
- スイートルーム:9室
- プレミアムスイートルーム:8室
- コラボルーム:2室
客室にはキッチンやランドリーを備えたルームタイプもあり、中長期滞在にも対応できる設計となっています。アパートメントホテルの最大の特徴は、自炊や洗濯が可能な生活設備が整っていることであり、これによって旅行者は自宅にいるようなリラックスした滞在を楽しむことができます。
ラウンジ「Hang Out @CROSS Suites」
1階に設けられるラウンジ「Hang Out @CROSS Suites」は、CROSS Suitesの特徴的な施設の一つです。このスペースは、ゲスト同士がコミュニケーションを取りながらアクティブに自由に過ごす場所として設計されており、一期一会の出会いを大切にしています。
ラウンジにはみんなで遊べるボードゲームやモニターが設置されるほか、ゲスト同士が一緒に参加できるイベントを定期的に開催する予定です。地域、文化、趣味など、それぞれ違うバックグラウンドを持つゲストが集まり、新しい化学反応が生まれる場所として機能することを目指しているようです。
また、滞在に便利なパブリックキッチンも設置される予定であり、自室のキッチンだけでなく、共用スペースでも料理を楽しむことができます。アクティブでフレンドリーなスタッフがお客さま同士の交流を盛り上げるイベントなどを実施予定とのことで、単なる宿泊施設を超えた「交流の場」としての機能が期待されます。
料金と予約方法について
予約開始時期
クロススイーツ東京浅草の予約開始は2026年2月を予定しています。現時点では具体的な宿泊料金は発表されていませんが、開業は2026年夏を予定しているため、予約開始から約4~6ヶ月前に宿泊可能となる見込みです。
予想される料金帯
公式の料金発表はまだありませんが、兄弟ブランドの価格帯や、競合するアパートメントホテルの相場から推測すると、以下のような料金帯になる可能性があると思われます。
浅草エリアのアパートメントホテルやスイートタイプの宿泊施設を見ると、例えばMIMARU SUITES 東京浅草は60㎡超の客室で1泊あたり数万円台からの設定となっています。一般的なアパートメントホテルでは、1泊あたり約2万円からの設定が多く、長期滞在プランでは割引が適用されるケースが一般的です。
ORIX HOTELS & RESORTSの「ミッドスケール」カテゴリーに位置するCROSS Suitesは、ラグジュアリーホテルほど高額ではなく、ビジネスホテルよりは上位の価格帯に設定される可能性が高いと考えられます。具体的には、スタンダードルームで1泊1万5,000円~3万円程度、スイートルームで3万円~6万円程度といった料金設定が予想されますが、これはあくまでも私TAKAの推測であり、正式な発表を待つ必要があるでしょう。
予約方法
予約方法については、ORIX HOTELS & RESORTSの他施設と同様に、公式ウェブサイトからの直接予約が最もお得になると予想されます。ORIX HOTELS & RESORTSは「当サイトが最もお得」と公式サイトで謳っており、ベストレート保証を提供しています。
また、楽天トラベルやじゃらん、一休.comなどのOTA(オンライン旅行代理店)からの予約も可能になると思われます。OTA経由の予約はホテル側に手数料(通常10~20%程度)が発生するため、公式サイトでは何らかの特典(ポイント付与、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトなど)が用意される可能性があります。
CROSS Suitesのメリット・おすすめポイント
良い点1:最大6名まで宿泊可能な広々とした客室
CROSS Suitesの最大のメリットは、最大6名まで宿泊可能な広々とした客室を提供していることです。一般的なビジネスホテルやシティホテルでは2~3名程度が定員であるのに対し、家族旅行やグループ旅行で全員が同じ部屋に泊まれることは大きな利点と言えるでしょう。
アパートメントホテルの特徴として、宿泊人数が多いほど一人あたりの料金は割安になる傾向があります。例えば、4人家族で通常のホテルに泊まる場合、2部屋を予約する必要がありますが、アパートメントホテルなら1室で済むため、総額を大幅に削減できるのです。
良い点2:キッチン・ランドリー完備で長期滞在にも対応
客室にキッチンやランドリーが備わっていることは、中長期滞在を考えている旅行者にとって大きなおすすめポイントです。自炊ができれば食費を抑えられますし、洗濯ができれば荷物を減らすことも可能になります。
特に小さなお子様連れの家族にとっては、離乳食や子供向けの食事を自分で準備できることは大きな安心感につながります。また、食事制限がある方やアレルギーをお持ちの方にとっても、自分で食事を管理できることは重要なポイントと言えるでしょう。
良い点3:ゲスト同士の交流が生まれるラウンジ
「Hang Out @CROSS Suites」というラウンジの存在は、CROSS Suitesならではのおすすめポイントです。世界各国から集まるゲストとの出会いや、イベントを通じた交流は、旅の思い出をより豊かなものにしてくれるでしょう。
特に一人旅や、海外からの旅行者にとっては、他のゲストとコミュニケーションを取れる場があることは大きな魅力となります。旅先での出会いが、その後の人生に大きな影響を与えることも少なくありません。
良い点4:歴史ある浅草という立地
約1400年の歴史を持つ浅草という立地は、国内外の旅行者にとって非常に魅力的です。浅草寺や雷門、仲見世通りといった定番の観光スポットはもちろん、浅草演芸ホールや浅草花やしきなど、日本の伝統文化と娯楽を両方楽しめるエリアとなっています。
東京を訪れるインバウンド観光客の約47%が浅草を訪れるというデータもあり、海外からのゲストにとっても「本物の日本」を体験できる貴重なスポットとして人気があります。江戸時代から続く下町の風情を感じながら、現代の便利さも享受できるのが浅草の魅力と言えるでしょう。
良い点5:ORIX HOTELS & RESORTSの実績と信頼性
CROSS Suitesは、ORIX HOTELS & RESORTSという実績のある運営事業ブランドの下で展開されます。兄弟ブランドである「CROSS HOTEL」は札幌、京都、大阪で展開されており、いずれも高い評価を得ています。
例えば、クロスホテル札幌は口コミ総合4.6点(3,494件の口コミ)と非常に高い評価を受けており、「清潔感が素晴らしい」「スタッフの対応が良い」「朝食が美味しい」といった声が多く見られます。クロスホテル京都も口コミ総合4.4点から4.5点と高評価であり、「バスとトイレが別々で快適」「スタッフの対応が丁寧」という声が多いようです。
これらの実績から、CROSS Suitesでも同様に高品質なサービスが期待できると考えられます。
CROSS Suitesのデメリット・注意点
悪い点1:まだ実績がない新ブランド
正直に申し上げると、CROSS Suitesの最大のデメリットは、2025年12月時点でまだ開業していないため、実際の宿泊体験に基づく評価が存在しないことです。いくらコンセプトが素晴らしくても、実際のサービス品質がどうなるかは開業してみないとわかりません。
新しいホテルにはオープニングスタッフの習熟度や設備の不具合など、初期段階特有の課題が生じる可能性もあります。最初の数ヶ月は様子を見てから予約するという選択肢も、おすすめしないわけではありませんが、検討の価値があるかもしれません。
悪い点2:1泊のみの短期滞在には向かない可能性
アパートメントホテルは基本的に中長期滞在を想定した施設であり、1泊のみの短期滞在では欠点が目立つ可能性があります。キッチンやランドリーといった設備は、数泊以上しないと十分に活用できませんし、1泊あたりの料金も通常のビジネスホテルより高くなる傾向があります。
アパートメントホテルのコストパフォーマンスが発揮されるのは、一般的に3泊以上の滞在からと言われています。1泊だけの観光であれば、通常のシティホテルやビジネスホテルの方が使い勝手が良い場合もあるでしょう。
悪い点3:ホテルサービスが簡素化される可能性
アパートメントホテルの特性上、従来のホテルと比べてサービスが簡素化される可能性があります。例えば、毎日の清掃サービスがオプション扱いになっていたり、ルームサービスが提供されなかったりすることがあります。
長期滞在型ホテルでは、清掃の頻度を固定せず、お客様の要望に応じてカスタマイズすることが一般的です。「毎日清掃してほしい」という方には不便に感じる可能性があることは、事前に理解しておく必要があるでしょう。
悪い点4:インバウンド需要による混雑や騒音の懸念
浅草はインバウンド観光客に非常に人気のあるエリアであり、ホテル内でも世界各国からのゲストが集まることが予想されます。文化の違いによる騒音やマナーの違いが気になる方もいるかもしれません。
特にラウンジでのイベントや交流を重視するコンセプトのため、静かにプライベートに過ごしたい方には向かない可能性があります。交流を楽しみたい方には魅力的ですが、そうでない方にはおすすめしないポイントかもしれません。
悪い点5:料金が高くなる可能性(繁忙期)
浅草エリアは年間を通じて観光客が多く、特にお正月やゴールデンウィーク、お盆、紅葉シーズンなどの繁忙期には宿泊料金が高騰する傾向があります。CROSS Suitesも例外ではなく、繁忙期には通常期の2倍以上の料金になる可能性も考えられます。
コストパフォーマンスを重視する方は、繁忙期を避けて予約することをおすすめします。
こんな方におすすめ
家族旅行を計画している方
CROSS Suitesは、家族旅行に最適な宿泊施設と言えるでしょう。最大6名まで宿泊可能な広々とした客室で、小さなお子様から祖父母まで、三世代が一緒に滞在することも可能です。キッチンがあれば離乳食の準備も安心ですし、広い空間で子供がのびのびと過ごせます。
また、1室料金制のアパートメントホテルなら、家族全員で割り勘することで一人あたりの宿泊費を抑えられるのも魅力です。
グループ旅行・友人旅行を楽しみたい方
気の合う友人同士でのグループ旅行にも、CROSS Suitesはおすすめです。リビングスペースで一緒に語り合ったり、キッチンで料理を作って楽しんだりと、ホテルでは味わえない一体感のある旅を楽しめます。
ラウンジ「Hang Out @CROSS Suites」では他のゲストとの交流も楽しめるため、旅先での新しい出会いを求める方にもぴったりです。
中長期滞在を予定している方
ワーケーションや長期休暇での滞在、出張での中長期滞在を予定している方には、CROSS Suitesの設備が大いに役立つでしょう。キッチンで自炊すれば食費を抑えられますし、ランドリーで洗濯すれば荷物を減らせます。
長期滞在プランが設定されれば、1泊あたりの料金も割安になる可能性があります。
浅草の歴史や文化をじっくり楽しみたい方
「Live Life Local」というコンセプトが示すように、CROSS Suitesは地域との深いつながりを重視しています。浅草寺への参拝だけでなく、地元の人しか知らない路地裏の名店や、江戸時代から続く伝統工芸、浅草演芸ホールでの落語や漫才など、ディープな浅草を体験したい方には最適な宿泊施設となるでしょう。
海外からの旅行者やインバウンド客
世界各国からのゲストとの交流を楽しめるラウンジや、多言語対応が期待されるサービスは、海外からの旅行者にも魅力的です。浅草という日本文化を感じられるロケーションで、「本物の日本」を体験できることも大きなポイントと言えるでしょう。
こんな方にはおすすめしない
1泊のみの短期滞在の方
前述の通り、アパートメントホテルのメリットを十分に享受するには、ある程度の滞在日数が必要です。1泊だけの観光であれば、キッチンやランドリーを活用する機会も少なく、料金的にも通常のホテルの方がお得な場合があります。
万全のホテルサービスを求める方
コンシェルジュサービスや毎日の清掃、ルームサービスなど、従来のホテルならではのサービスを求める方には、アパートメントホテルは向いていない可能性があります。「すべておまかせ」にしたい方は、フルサービスのシティホテルや旅館を選んだ方が満足度が高いでしょう。
静かにプライベートに過ごしたい方
ラウンジでの交流イベントやゲスト同士のコミュニケーションを重視するコンセプトのため、静かに一人で過ごしたい方や、他のゲストとの交流を好まない方には向いていない可能性があります。
確実性を重視する方
新ブランドのため、実際のサービス品質や口コミがまだ存在しません。すでに評価が確立されているホテルを選びたい方は、開業後しばらく経ってから検討することをおすすめします。
Q&A:よくある疑問にお答えします
Q1:クロススイーツ東京浅草はいつ開業しますか? A:2026年夏に開業予定です。予約開始は2026年2月を予定しています。
Q2:最大何名まで宿泊できますか? A:最大6名まで宿泊可能な客室があります。2名用のスタンダードルームから、大人数向けのプレミアムスイートルームまで、11種類の客室タイプが用意されています。
Q3:キッチンはすべての部屋についていますか? A:すべての部屋ではなく、キッチンやランドリーを備えたルームタイプと、備えていないルームタイプがあるようです。予約時に客室タイプの詳細を確認することをおすすめします。
Q4:朝食は提供されますか? A:現時点では朝食サービスの詳細は発表されていません。ただし、パブリックキッチンが設置される予定のため、自炊での朝食も可能になると思われます。
Q5:ペットは同伴できますか? A:現時点ではペット同伴に関する情報は発表されていません。詳細は公式サイトでの情報公開をお待ちください。
Q6:浅草寺や雷門へのアクセスはどうですか? A:クロススイーツ東京浅草は台東区浅草2丁目に位置しており、浅草寺へは徒歩圏内と予想されます。浅草エリア内であれば、主要な観光スポットへのアクセスは良好でしょう。
Q7:連泊割引はありますか? A:アパートメントホテルでは一般的にウィークリープラン(7泊以上)やマンスリープラン(30泊以上)での割引が設定されることが多いです。CROSS Suitesでも同様のプランが設定される可能性がありますが、詳細は予約開始時に確認が必要です。
Q8:チェックイン・チェックアウトの時間は? A:現時点では詳細は発表されていません。ORIX HOTELS & RESORTSの他施設では、一般的にチェックイン15:00、チェックアウト11:00程度となっています。
Q9:駐車場はありますか? A:駐車場の有無については現時点で情報がありません。浅草エリアは公共交通機関でのアクセスが便利なため、電車でのお越しをおすすめします。
Q10:外国語対応はしていますか? A:ORIX HOTELS & RESORTSの他施設では、インバウンド対応として英語対応スタッフが配置されていることが多いです。CROSS Suitesも国内外のアクティブなゲストをターゲットとしているため、多言語対応が期待されます。
コラム:旅行業界の隠語・スラング解説
ここで、トラベルライターTAKAとして、旅行・ホテル業界でよく使われる隠語やスラングについて解説しておきましょう。これを知っておくと、旅行がより楽しくなるかもしれません。
【おばけ】 ホテル業界の隠語で、「予約なしに訪問するお客様」のことを指します。逆に、予約したのに無断で現れないお客様は「ノーショー」と呼ばれます。
【UG(アンジー)】 「Undesirable Guest」の略で、迷惑行為をするお客様のことです。ホテルスタッフ間で使われる隠語で、「UGがいらっしゃいました」などと使われます。
【ラックレート】 正規客室料金のことを指します。OTAやセール時には割引されていることが多いので、「ラックレートと比較してどのくらいお得か」をチェックするのが賢い旅行者の基本です。
【アパートメントホテル】 今回のテーマであるCROSS Suitesのような、キッチンや洗濯機などの生活設備を備えた宿泊施設のことです。「レジデンスホテル」「サービスアパートメント」とも呼ばれることがありますが、厳密には若干の違いがあります。サービスアパートメントは月単位・年単位の長期契約が前提となることが多いのに対し、アパートメントホテルは1泊から利用可能です。
【OTA】 「Online Travel Agent」の略で、楽天トラベル、じゃらん、Booking.comなどのオンライン予約サイトのことです。公式サイトからの直接予約と比較して、ポイントが貯まるメリットがある反面、ホテル側には手数料が発生するため、公式サイト限定の特典がある場合もあります。
【ベストレート保証】 公式サイトからの予約が最も安い料金であることを保証するサービスです。もし他のサイトでより安い料金を見つけた場合、差額の返金や割引が受けられることがあります。
【コネクティングルーム】 隣り合った2つの客室が内部のドアでつながっている部屋タイプのことです。家族やグループでの利用に便利ですが、CROSS Suitesのように1室で6名まで宿泊できるアパートメントホテルでは、そもそもコネクティングルームの必要性が低くなります。
トラベルライターTAKAの独自考察
最後に、トラベルライターTAKAとしての独自の視点から、CROSS Suitesの今後と日本のホテル業界について考察してみたいと思います。
アパートメントホテル市場の成長と競争
2025年に入り、アパートメントホテル市場は大きな成長を見せています。コスモスイニシアの「MIMARU」シリーズ、東急ステイ、帝国ホテルサービスアパートメントなど、様々なプレイヤーがこの市場に参入しており、競争は激化しています。
ORIX HOTELS & RESORTSがこのタイミングでCROSS Suitesを立ち上げた背景には、インバウンド需要の回復と、旅行者の滞在スタイルの変化があると考えられます。2025年の訪日外国人旅行者数は過去最速で1000万人を突破しており、浅草を訪れる外国人観光客も増加の一途をたどっています。
差別化のポイントは「交流」と「ローカル体験」
競争が激化するアパートメントホテル市場において、CROSS Suitesが差別化を図るポイントは、「ゲスト同士の交流」と「ローカル体験」にあると私は考えています。
多くのアパートメントホテルは「プライベート空間」を売りにしていますが、CROSS Suitesはラウンジでの交流やイベントを通じて、「出会いと発見の体験」を提供しようとしています。これは、単なる宿泊施設を超えた付加価値となり得るでしょう。
また、「Live Life Local」というコンセプトで地域との深いつながりを重視していることも、他のアパートメントホテルとの差別化要因になると思われます。約1400年の歴史を持つ浅草という地で、「知る人ぞ知る地域体験」を提供できれば、リピーターの獲得にもつながるはずです。
今後の展開予想
CROSS Suitesは、クロススイーツ東京浅草を皮切りに、今後も積極的に出店を拡大する予定とのことです。新築ホテル展開に加え、既存ホテルやオフィスなどのリノベーションによるバリューアップにも対応可能なブランドとして設計されており、柔軟な展開が可能になっています。
私の予想では、インバウンド需要が高い京都や大阪、北海道などのエリアに2号店、3号店が展開される可能性が高いと考えています。特に、兄弟ブランドのCROSS HOTELが既に展開している札幌、京都、大阪は、CROSS Suitesの出店候補地として有力ではないでしょうか。
旅行者へのアドバイス
CROSS Suitesへの宿泊を検討されている方へ、トラベルライターTAKAからのアドバイスをお伝えします。
まず、予約開始直後(2026年2月頃)は、人気の部屋タイプがすぐに埋まる可能性があります。特にプレミアムスイートルームやスイートルームは数が限られているため、早めの予約をおすすめします。
次に、公式サイトと OTAの両方をチェックすることをおすすめします。公式サイトにはベストレート保証や特典がある可能性がありますが、OTAではポイント還元や独自の割引が適用される場合もあります。両方を比較して、最もお得な方法で予約しましょう。
そして、滞在日数は3泊以上がおすすめです。アパートメントホテルのメリットを十分に享受するには、ある程度の滞在日数が必要です。1泊のみの場合は、キッチンやランドリーを活用する時間がなく、コストパフォーマンスが低くなる可能性があります。
最後に、ラウンジでの交流を楽しむ心の準備をしておきましょう。CROSS Suitesは、ゲスト同士の交流を大切にするコンセプトのホテルです。せっかくなら、積極的にイベントに参加したり、他のゲストと会話を楽しんだりして、旅の思い出をより豊かなものにしてください。
まとめ
CROSS Suites(クロススイーツ)は、オリックス・ホテルマネジメント株式会社が展開するOORIX HOTELS & RESORTSの新ブランドとして、2026年夏に第一号施設「クロススイーツ東京浅草」を開業予定です。キッチンやランドリーを備えた最大6名まで宿泊可能な客室、ゲスト同士の交流が生まれるラウンジ「Hang Out @CROSS Suites」、そして「暮らすように旅をする」というコンセプトが特徴的なアパートメントホテルとなっています。
家族旅行やグループ旅行、中長期滞在を予定している方には非常におすすめできる宿泊施設であり、浅草という歴史あるエリアでディープなローカル体験を楽しみたい方にも最適です。一方で、1泊のみの短期滞在や、万全のホテルサービスを求める方には向いていない可能性があります。
2026年2月の予約開始を楽しみに待ちながら、皆さんの次の浅草旅行の選択肢として、ぜひCROSS Suitesを検討してみてください。
トラベルライターTAKAでした。皆さんの旅が、素晴らしい出会いと発見に満ちたものになりますように。
公式サイトはこちら https://www.orixhotelsandresorts.com/









